断熱ブログ

基準となる大きさを知っておきましょう。

2021年2月8日|カテゴリー「コラム
リフォームをしていく中で基準となる大きさがいくつかあります。

「規格サイズ」と呼ばれるものは「尺貫法」に基づいて決まっています。

計量法で尺貫法を用いることは禁止されていますが、尺貫法を無理やりmmに直して表記するので、今でも尺で大工さんが木材を加工してmmで作られる商品を取り付けるという現象が起きていろいろ分かりにくいのが建築業界です

リフォームで多い浴室からお話しします。

ユニットバスのサイズ

浴室 規格サイズ

一般的には1坪タイプと言われる畳2枚程の大きさが多いです。

足を延ばしたりゆったりは入れたい方は1サイズ大きいものを選びましょう

ユニットバスは規格の物の中から選んでいくものですが、こだわって浴槽やシャワー扉など選ぶのも自分好みにできていいです。

間取りの変更などを考えている方は基本サイズを分かっているとレイアウトを自分で考えるのも進むと思いますし、相談したら出来なかった、高くなったという事が減ると思います。

トイレの大きさ

トイレ大きさ

トイレの広さは一般的にはこの3つで狭い、一般的、少しゆったりとなります。

一番小さいのは階段下などに多いですね。

介護にもとお考えの方は3つよりも大きい理想は2畳ですね

リフォームでは広くするのは難しいかもしれませんが、配置換えなどもご検討している方は参考にしてみてください。

先日浴室の大きさについても話してありますので間取りレイアウトをお考えの方は参考にしてみてください

キッチンのサイズ

ダイニングキッチン

キッチンはまずどうな風に使いたいかがポイントです。

ポイントは大きく分けて4つになると思います。

写真のようにダイニングやリビングと一体化したフラット対面型。

壁側に付けて空間を広く使う壁付け型。

料理に集中出来るように独立型。

コンロの前などは壁にする造作対面型。

使う人に、空間に合ったものを選ぶと失敗しないと思います。

キッチンサイズ大きさ
使い方を決めたらI型(真っすぐな形)、L型、対面型と自然に決まってきます。

横幅は160cmから15cm刻みで300cmまでが規格サイズではないでしょうか。

リフォームなどは入れられる大きさが決まってきますので注意が必要です。

ショールームなどは大きく広く作っていますので、イメージと違うなんてことも・・・

高さも色々選べますが、広さとしてはキッチンは基本65cm、対面は+33cmと考えて大丈夫だと思います。


次に調理スペースは人が通ると考えると少なくても60cmは欲しいですね。

それに後ろに食器棚をと考えると+50cm程度は確保したい。

そんなイメージでレイアウトを決めていきましょう。

リビングやダイニングは比較的自由に決めていいと思います。

好きな家具などの寸法もある程度把握しておくとリフォームした後に置ける置けないという問題が出てきにくくなりますよ。

せっかくのリフォームですから「もう少し大きくしとけば・・・」など公開をしないような計画を進めて行きましょう

ヒートショックについて

2021年2月1日|カテゴリー「その他

皆さんこんにちは!
事務スタッフの中山です

2月になりましたが、まだ寒い日が続いています
寒い日は、あたたかいお風呂でリラックスするのが幸せですよね

しかし、冬場のお風呂は一歩間違えると命の危険になることも

そこで今回は冬場で多発するヒートショックについて
お話させていただきます
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まずはじめに、、、

ヒートショックとは、気温の変化によって血圧が低下し、心臓や血管の疾患が起こることを言います。

2006年のデータでは、
交通事故による死亡者が約7,000人であったのに対し、ヒートショックでは14,000人が亡くなっているそうです。

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ヒートショックは、冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、浴槽に入る時などに起こります。

リビングから脱衣所に移動した際には寒さに対応するために血圧が上昇します。そこで衣服を脱ぎ、浴室へ入るとさらに血圧が上昇します。その後、浴槽に入ると急に体が温まる為血圧が低下します。

特に10℃以上の温度差がある場所は危険とされており、注意が必要です

住まいで起こるヒートショックを未然に防ぐためには、
「断熱」によって家中の室温を一定に保つ事が大切になります。

室温を一定に保つ事によって、身体への負担、家の中での危険が軽減できるのです。

寒い冬を、断熱で乗り越えましょう

中古買ってリノベ。大切な知識

2021年2月1日|カテゴリー「コラム
リビングおしゃれイメージ
まずは、どんな暮らしがしたいかイメージを膨らませせてみましょう。

私たちもその家で過ごす家族の年齢や性別などの家族構成やどんなイメージを持っているのか聞いていきます。

広い空間が欲しい?

内装はシンプル?

モダン?

流行のアフリカン?

など漠然としたイメージでもいいので伝えてもらえるとプランに反映したりイメージを共有しやすくなります。

間取りを決めましょう。

間取俯瞰1F(水彩)

中古住宅を購入してリノベーションをする時にはその家の使い勝手は分かりませんが、図面が出来ていて、変更したりそのまま使ったりといろいろ検討出来ます。

今までの間取りを変更する?

2部屋を1部屋にする?

LDKの広さは?

中古住宅を購入する時にも間取りがイメージできていれば、必要な大きさの物件を選ぶことも出来ます。

間取り変更をしなければ、価格面では安くなりますよね。

自分で購入するものもの納期を把握しましょう。

私たちからするとお施主様支給品という商品です。

今はネット時代なので業者が買うのが必ずしも安いわけではありませんし、ネットでしか売っていない商品もあります。

業者が用意したものは取り付けはもちろん保管までが業者の責任です。

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設備や細かなパーツなど自分好みのものを購入して業者に取り付けてもらうという方もいるかもしれません。

自分が頼んだものが現場保管できるものなのか、届かない為に工事が遅れたり、早すぎて保管場所が無いという事にもなるかもしれません。

ドアノブやスイッチ、照明などは比較的工事に関係なく出来ますが、キッチンをオリジナルや外国製のという方は事前に相談することをお勧めします。

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ある程度プランを決めてリノベーションにかかる予算を把握しましょう。

中古住宅を購入する費用もあります。

どこまでリノベーションするのか、全体やるのか部分的にやるのかを決めましょう。

立地の良い場所で中古住宅を購入できてもリノベーションに費用が回せなかったり、逆に理想のリノベーションを突き詰めていくと、中古住宅を購入に回らなかったり、立地を諦める選択を取ることにもなります。

立地や敷地面積など建物に予算を振るのか、リノベーションに振るのかは人それぞれだと思いますが、しっかり考えておくと納得のいくものが出来ると思います。

光触媒が付いたフェイクグリーンで部屋のアクセント

2021年1月29日|カテゴリー「内装(インテリア)

光触媒が付いたフェイクグリーンで簡単に部屋のアクセントを付ける事が出来ます。

光触媒は太陽の光などによって化学反応を起こして浄化脱臭などの効果がある物質です。
代表的な物は酸化チタンです。

フェイクグリーン(人工観葉植物)のメリットは、
・水をやらなくても枯れない
・置く場所を選ばない
・虫が付かない
だと思います。

机の上や棚の上などに小さい物を置くだけでもちょっとしたアクセントになります。

置きすぎには注意が必要なのと放置しすぎると埃が溜まってしまうので枯れたりはしませんが、適度に掃除はしましょう。

人口観葉植物光触媒

人口観葉植物光触媒

人口観葉植物光触媒

人口観葉植物光触媒

部屋の模様替えのアクセントに

リビング 人工観葉植物

フェイクグリーンでもその空間に緑があることで、『明るい空間』『癒しの空間』になります。

こんな時期なので休みの日に家から出ているだけでも嫌悪感の対象にされますので部屋の模様替えや思い切ってDIYなんかを始めるのもいいと思います。

より快適な空間を創っていきましょう

断熱リフォームで断熱すべきポイント

2021年1月28日|カテゴリー「性能
断熱工事と聞くと皆さんはどこをイメージしますか?

断熱工事で断熱するべきポイントをご紹介していきます。
壁の中の構造や断熱状態をサーモ機器などで調査

私たちはシロアリの調査と共に壁の中の構造や断熱状態をサーモ機器などで調査する事も同時に行っていきます。

床下を目視で確認して調査では壊せないのでサーモカメラでの確認が役に立ちます。

床断熱

床下断熱

1階では一番要望のある床下断熱。

メリットとしては最小限の工事でコストパフォーマンスがいいです。

あと断熱欠損が起こりにくいです。

デメリットとしては床下から隙間を塞ぐ作業があるので床下の隙間がある程度必要になります。

特に下が土や砂利の場合は職人にも嫌がられる傾向にあります。

理由は明確で怪我のリスクが発生するからですね。

酷い所はガラと呼ばれるような大きな石や砕いた破片があるのでそのままでは断れるケースもあります。
基礎断熱

住宅のリフォームで用いられる事は少ないですが、基礎断熱工事もあります。

内側で断熱するタイプと外側で断熱するタイプがあり、メリットとしては一気に工事が出来て細かな作業が少なく、床下にエアコンを設置できます。

デメリットは作業面積が多くリフォームでは床を剥がしたり基礎の外側を掘り返す必要があります。

リフォームより新築がメインですね。

天井断熱

ロックウール 断熱材 壁 天井

お手軽リフォームという認識があってDIYでされている動画やお話しを聞きます。

メリットとしては材料費が安く断熱の厚みを確保しやすいのと、施工面積が少なくて済みます。

デメリットとしては作業する人によってムラが出来、気密性が確保しにくくなってしまう場合や、配線などがあると工事がやりにくくなるという事があります。

屋根断熱

屋根断熱吹き付け

吹き付け塗装と呼ばれる方法で専門の職人による責任施工になります。

理想の厚みにするために2回施工になる事が多いです。

メリットとしては気密性が確保されやすい事と、ダウンライトや配線があっても作業できるという事です。

デメリットとしては、施工面積が大きくなるという事とコストが高いという事です。

壁<充填断熱>

発泡ウレタン壁充填断熱

この方法は柱と柱の間に断熱材を詰める方法です。

メリットとしては工事後内外とも広さが変わらないという所です。

デメリットは内外どちらかの壁を取り壊す必要があるという事が最大のデメリットです。

工事期間が長く施工する人によって仕上がりにムラがあることがあります。

壁<外断熱>

壁外断熱

この方法は柱の外側に断熱材を設置する方法になります。

メリットは室内空間が狭くならず、断熱に慣れていない職人であっても一定の性能が確保されるという事です。

デメリットは外壁を壊す必要があり、足場設置費用などコストが高くなることです。

壁<内張断熱>

断熱パネル施工中
私たちが多く採用している方法です。

メリットは工事期間が短く、一般的に費用が安くなることが多いです。

内側に断熱パネルを壁を壊さずに張っていき、同時に気密工事もやっていきます。

デメリットは室内空間が狭くなるという事です。

窓の断熱

サーモグラフィーで見る窓の断熱

窓の断熱工事も欠かせません。

窓を変えるだけでも効果抜群で、断熱工事としては一番コスパがいい工事です。

窓の断熱工事は大きく2種類になります。

窓を高性能の商品に交換する工事か、内側に窓を付ける工事になります。

窓の交換カバー工法マドリモ
窓を交換する時に私たちがリフォームでよく用いる方法でカバー工法と言われる方法です。

グリーン住宅ポイントなどの対象工事にもなっています。

メリットは壁を壊さず工事期間が短く1窓半日程度で浴室交換の時に多く使われ、費用も抑えられるという事です。

デメリットは窓が小さくなるという事です。
内窓・2重窓
こちらもグリーン住宅ポイントなどの対象工事になっています。

昔ながらの内障子のイメージですが、樹脂で出来ていてガラスが付いているという商品です。

メリットは工事時間が短く1窓30分程度コストが安いのに効果が一番高いという事です。
デメリットは2度窓を開けないといけないという事です。
断熱ガラス交換スペーシア

ガラスの交換という方法もありますが、私たちがこの方法で断熱するのは効果ではなくお客様の使用方法で窓の断熱のデメリットがどうしても納得できないけど断熱したい場合に採用する方法です。

全て同時に工事する事がコストと工期は短いですが、全体の金額は高くなります。

ますどこからと聞かれる事が多いですが、私は窓からとお答えします。

お家にいる時間も増えていると思います。

快適に過ごせるようなリフォームをやっていきましょう