断熱リフォーム

完全分離型二世帯住宅にリフォームする際の費用の相場

2020年11月20日|カテゴリー「断熱リフォーム
一口に二世帯住宅といいますがその類型にはいくつかあることをご存じでしょうか。

部分分離型や完全分離型などいくつかありますが、ここではそもそも二世帯住宅に関する注意点やそれぞれの類型ごとの特徴とその中でも完全分離型の二世帯住宅にリフォームする際の費用相場などについてお伝えしたいと思います。

二世帯住宅にする際の注意点

4a2cf7ded32f6a36f342a43586aeb007
二世帯住宅にはいろいろなメリットがあります。

例えば親世帯からするといつでも孫に会いに行けるのは魅力のひとつでしょう。

子ども世帯にしても何か用事があるときに両親に子どもの面倒を見てもらえたり、お互いの世帯で何かトラブルが起きたときに助けあう事ができたりすることも大きな魅力です。


しかし、二世帯住宅にはいくつかの注意点もあります。二世帯住宅を検討するにあたってはそれらをきちんと理解しておくことは大切です。

いくら親子と言ってもそれぞれの世帯ごとにライフスタイルの違いもあります。

それぞれがマイペースで暮らした結果、お互いの世帯の暮らしに支障をきたしてしまうようではメリットよりもデメリットのほうが大きくなってしまう可能性もあります。

たとえば生活音の問題です。

いくら身内とは言っても生活音が気になるのは当然ですし、それが原因で関係性が悪化してしまうことも考えられます。

また、二世帯住宅の造りによってはプライバシーが保てなくなる心配もあります。

そうしたことも考慮したうえでどのように二世帯住宅をリフォームするかについて検討しなくてはなりません。

二世帯住宅の種類

冒頭でもお話したように、二世帯住宅も大きく分けて3つの種類があります。

ここでは二世帯住宅の種類と、それぞれの特徴についてご紹介します。

完全同居型

完全同居型の二世帯住宅では、ほぼすべての設備や空間を同居する家族間で共有します。

ご飯を食べる場所、お風呂、トイレなどもすべて共用となります。

もちろん、それゆえに家事などの助け合い、育児のサポートなども頼みやすく、コミュニケーションもとりやすい環境を構築できることが大きな利点です。

また設備が共用な分、光熱費も別々な場合と比べて安くおさえることもできます。


しかし、同じ空間で2つの世帯が暮らすということは親世帯と子ども世帯の「関係性」が重要です。

お互いの世帯の仲が良いのならまったく問題ありませんが、配慮が必要となる関係性の場合は完全同居型にするかどうかを慎重に考えることが大切です。

部分分離型

部分分離型はそれぞれの世帯が独立しながら部分的に設備や場所を共有するような二世帯住宅です。

例えば同じ玄関から入って部屋は完全に分かれているけれどもお風呂やトイレだけは共用ということもあるでしょう。

完全に同居するというスタイルではないため、ほどよい距離感を保てるというメリットがあります。

完全分離型

完全分離型という名前から分かるように、完全にそれぞれの世帯が異なる空間で生活できる二世帯住宅となります。

左右で生活空間を分けるケースもあれば、一階と二階とで分けることもあります。

異なる空間で生活するためお互いのプライバシーは守れますし、必要なときだけそれぞれの世帯に声をかけることもできるでしょう。


デメリットとしては、風呂やキッチン、トイレといった水回りの設備が二世帯分必要となり当然工事費用が高くなりがちです。

元々の住宅にもそれなりの広さが必要となりますし、リフォーム工事が大掛かりになってしまうこともあります。

プライバシーを完全に守れるためストレスを感じることも少ないですが、このタイプでもお互いの活動時間の違いから生活音が気になる場合はあります。

そうした配慮を加味したリフォームをすることがポイントです。

完全分離型二世帯住宅にリフォームでする場合の費用

完全分離型二世帯住宅にしたいと考えている方にとって費用はもっとも気になるところだと思います。

リフォームと建て替えでは費用が大きく異なりますが、一般的に二世帯住宅にするときは建て替えのほうがお得などと言われています。

果たして本当でしょうか?

51a1b87d9bf2ee95d37d5151f9991559
工事内容によりますが、リフォームの場合では700~1500万円程度で工事できるのに対し、建て替えでは2300~3700万円ほどの費用がかかってしまうことが多いようです。

建て替えの場合、大掛かりな解体も必要となりますし、廃材の撤去処分費用なども必要となるためどうしても高額な工事費用になってしまいます。

リフォームでも十分完全分離型二世帯住宅に工事できますし、費用面で考えれば、解体工事や廃材廃棄などの費用が小さくなる分、建て替えよりお得と言えます。

なるべく費用を抑えて二世帯住宅にしたいのならリフォームは良い選択と言えるでしょう。
(リフォームの場合でも、柱だけ残して全てやり直すリフォーム工事の場合は、建て替え工事と同等の工事費用が掛かる場合も有ります。)

まずは二世帯住宅の種類や特徴を理解したうえでどのような住宅にするかを考える必要があります。

それぞれに特徴があり、必要となる費用も異なってきます。

また、二世帯住宅は工事実績のある会社でないと満足いく仕上がりにならないこともあります。

経験と実績豊富なリフォーム会社に相談しながらリフォームを進めることが大切です。

中古物件購入時に気を付けたい耐震性と築年数の関係

2020年11月18日|カテゴリー「断熱リフォーム
中古物件を購入する際に築年数をチェックする方は少なくありません。

その建物がいつ建てられたのかというのは気になるところですし、耐震性にも大きく関わってきます。

ここでは、中古物件の耐震性と築年数との関係についてご説明させていただきます。

今後中古物件を購入するつもりという方は最後まで目を通していただければと思います。

中古物件の建築年数による耐震性の違い

16
頻繁に地震が発生する日本だからこそ建物の耐震性は気になるところです。

築年数が古くなればなるほど耐震性は低くなる可能性は高くなります。

特に、相当前に建てられたままこれといった手入れがされていない建物であれば、経年劣化も進んでいると考えられます。

しかし、建築の詳しい知識がなくても、新しい建物に比べて耐震性が劣るというのは何となくそのようなものではないかとお分かりいただけるのではないでしょうか。

また、そのような印象ではなく技術の違いを元に比べるとしたら、1981年以前に建てられたものかどうか、この違いで建物の耐震性が異なることを比べることができます。

建築基準法施行令の改正によって、新たな耐震基準が施行されたのが1981年6月1日。

この日以降に建築確認を受けた建物は、基本的に新たな基準での耐震基準が適用されています。

新たな耐震基準と1981年以前までの旧耐震基準との違いは、旧耐震基準は中規模地震動(震度5程度の地震)で倒壊または崩壊がなければ良い、という震度5程度の地震を想定した基準でしたが、新たな耐震基準では大規模地震動(震度6~7の地震)でも倒壊や崩壊しないことと改定されました。

つまり想定する地震の大きさに違いがあるということです。

このことから、新耐震基準を満たしている建物では震度5程度の地震ならほとんど損傷しないという可能性が示されたことになるわけで、安心して暮らせるということになります。

1981年以前に建てられた中古物件を選ぶポイント

27
中古物件を探す際に、新しい耐震基準で建築確認を受けた物件を見つけたいと思ってもなかなか見つからない可能性もあります。

場所や価格などの条件が合わない、どうしても欲しい物件が1981年以前に建てられたものだ、というケースもあるでしょう。

1981年以前に建てられた中古物件を選ぶときに注意したいポイントがあります。

それを押さえておきましょう。

もっとも重要なのは耐震補強が行われているかどうかです。

指定を受けた機関の検査を受け、その上で適切な耐震補強工事をした中古物件なら比較的安心ではないでしょうか。

もちろん、耐震補強をしているから絶対に安心とは言えませんが、何も対策を施していない旧耐震基準の物件に比べれば耐震性はアップしていると考えられます。

築浅物件であれば安心できるもの?

古い物件など選ばずに最初から築浅の物件を選べばいいのでは、と思う方もいらっしゃるでしょう。

確かに築浅物件なら設備も最新のものが整っていることはもちろん、新耐震基準も満たした設計の建物ですから、安心して生活できる家を手に入れることが可能でしょう。

ただ、自分家が築浅だからそれで安心ということもないので注意が必要です。

たとえ自分の家が地震で損傷や倒壊しなかったとしても、周りに古い建物が接近している場合では、周囲の建物の倒壊や傾きに自分の家が巻き込まれる可能性があります。

周辺環境によってはこうしたことも起こり得ますから、周辺環境にも注意をする必要があります。

地震に強い家を選ぶために知っておきたい地震対策構造

1981年の新耐震基準以降も、建築基準法には「変更」が加えられています。

大きな変更は2000年に加えられています。

ひとつは地面が建物の重さにどれくらい耐えられるかに応じた基礎の設計について、2つ目は柱や梁などの接合部に取り付ける金具の使用について、3つ目は家全体の強さのバランスを考えた偏りのない設計についてです。

ここでは細かなことは省きますが、こうした変更を受けて、現在ではさまざまなハウスメーカーが独自の耐震金物を使用したりオリジナル耐震補強を行ったりするなど、よりいっそう地震に強い家づくりを目指しています。

地震に強い家づくりの方法はいくつかありますが、地震の揺れに対してどのように対処するか、ベースとなる考え方は次にお伝えする三つです。

耐震構造
耐震とは「揺れに耐える」という考え方にもとづいた構造です。

筋交いや建築金物などを使用して補強を行い、揺れに対する抵抗力を上げることで災害時に建物が崩れることを防ぐことを目的としています。

耐震は地震対策としてはポピュラーな考え方です。

免震構造
免震とは「揺れを伝えない」という考え方にもとづいた構造です。

免震装置を設置することによって地震の揺れを受け流し、揺れを生活空間に伝えないような構造となっています。

ビルやマンションなどに採用されている構造ですが、近年、木造の住宅でも採用され始めています。

制震構造
制震とは「揺れの衝撃を吸い取る」という技術を用いた構造です。

制震部材を筋交い代わりに設置するなどして地震の揺れを吸収します。

制震もビルやマンションなどによく使用される構造ですが、木造住宅でも独自の制震構造を売りにしているところはたくさんあります。

地震に対する備えには、これら三つの考え方に基づいた構造があります。

これまでの木造住宅では耐震が主流の考え方でしたが、先述したように最近では制震や免震の考え方を反映させた構造を採用するところも増えています。

中古物件を購入するときにはまず1981年より後に建てられたか出来れば2000年以降かを確認し、もし気に入った物件が1981年以前の建物でも補強工事が行われているかどうか、周辺環境はどうか、どのような地震対策構造が採用されているか、などを確認する事でより安心できる物件を購入できるでしょう。

リフォームする前に知っておくべき建材アレルギーとその対策

2020年11月17日|カテゴリー「断熱リフォーム
住宅を新築し入居してから体調を崩しやすくなったとか、自宅のリフォームをした後からなぜか体調が悪くなったという方がいる、そんな話を耳にされたことがある読者の皆さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

実はこうした状態、症状は建材アレルギーによって発症している可能性があります。今回は、リフォームをする前に知っておくべき建材アレルギー対策についてご紹介します。

686f0d169cad5daf71a38b756886bf6b
建材アレルギーとは建物を建てる際に使った建材によるアレルギーのことを指しますが、大きなくくりではシックハウス症候群とも呼ばれます。

シックハウス症候群の原因はいろいろなことが挙げられますが、代表的な原因はダニやカビなどの生物のほかホルムアルデヒドといった化学物質が原因の場合もあります。

ホルムアルデヒドは建築工事に用いるさまざまな建材に含まれています。

新調した家具やカーテンだけでなく、フローリングに使用しているワックスが原因ということもあります。

この化学物質が原因で頭痛、めまい、のどの痛みなどといった症状が発生します。

現在ではシックハウス対策のための建材も普及していますので、リフォームをする際には建材選びにも注目してみましょう。

どのような建材を選ぶとよい?

建材アレルギー(シックハウス症候群)対策のために選ぶとよいとされている建材をいくつかみていきましょう。

F☆☆☆☆(フォースター)
フォースターは四つ星建材とも呼ばれています。

2003年の建築基準法改正によってシックハウス症候群対策が義務化され、ホルムアルデヒドをあまり含まない建材の開発が進められました。

フローリングや壁紙に使う糊なども低ホルムアルデヒドの品がたくさんありアレルギー対策に有効です。

自然素材
天然由来の素材はシックハウス症候群対策に効果的と言われています。

現在は化学物質をあまり使っていない自然素材の建材もたくさんあります。

そうした建材を使うことを売りにしているハウスメーカーもあります。

自然素材を使った家なら小さなお子さんやペットのいる家庭でも安心というメリットがありますが、どうしても費用は高くなりがちです。

無垢材
天然の無垢材もシックハウス症候群対策には効果的です。

一般的なフローリング剤にはホルムアルデヒドが使用されているケースが多いですし、それがシックハウスの原因ともなります。

無垢材は糊などを使わずに天然の木をそのまま削り出してつくる建材ですから、シックハウスの原因を持ち込みません。

ただ、無垢材もやはり既製のフローリング材などに比べると高価になりがちです。

調湿建材
最近では湿度を調整してくれるような建材もよく使われています。

調湿建材を用いることでカビの発生を抑制することが可能となります。

シックハウス症候群の原因にはこのカビの発生も理由として挙げられますが、カビの発生を防ぐことによって結果的に体調を崩すような事態を回避できます。

建材アレルギー対策に役立つ住宅性能と設備

結露を防ぐ断熱性能
断熱性の高い造りにすれば結露を防ぐことが可能となります。

結露ができるとアレルギーの原因となるカビやダニも増えやすくなってしまいますから、断熱性能を高めることは有効なアレルギー対策となります。

ルームドライヤー
ルームドライヤーは湿気を外に逃がしてくれる設備で、湿気を防ぐことでシックハウスの元となるカビなどの発生を防いでくれます。

換気扇
2003年の建築基準法の改正では、新築住宅の場合、換気設備の設置(24時間換気システム)も義務化されました。

天然素材や無垢材を使ったとしても、家具などからホルムアルデヒドが発生することもありますので、換気を十分にすることもシックハウス対策には必要です。

2003年以前の一般的住宅だと台所やトイレ、お風呂場にしか換気扇がついていないことが多く、また24時間換気扇を付けておく習慣も無いことから、換気量不足が懸念されます。

24時間換気をしっかり行うことで室内の空気を入れ替えることができますから、換気を十分にすることでシックハウス症候群の症状を回避することが可能となります。

高気密性能
実は住宅をしっかりと換気するためには、気密性能が重要になります。

気密性が低いと十分な量の排気が出来ずに、本来予定していた換気量が確保できないのです。

住宅の気密性能を高め、しっかりと建物内の空気を入れ替えるようにすることが、シックハウス対策には有用です。

このようにシックハウスやアレルギー症状は、住宅に使われている建材や、住宅の性能によって引き起こされるものであるが、きちんと理解をした上で対策を立てれば心配することはありません。

リフォームを計画する上での対策としては、天然素材や無垢材の使用、高気密高断熱性、換気の3つを整えられるかの視点で進めていけば、シックハウスやアレルギー症状に悩まされるリスクは減少します。

最近の換気システムは、空気清浄機能も兼ね備えたものもありますので、リフォーム会社に相談するときは尋ねてみるのも良いでしょう。

リフォームで防音! 実際にかかる費用ってどのくらい?

2020年11月16日|カテゴリー「断熱リフォーム
6ea340f4858a280a4bc45cd6d708300d
マイホームの防音工事を検討される理由として思いつくものとして、「楽器を家で演奏する」とか「自宅で大音量の音楽を聴く」といった理由があげられるのではないでしょうか。

ほかにも例えば自衛隊基地の周辺といった環境など屋外の騒音がうるさいなどの理由で施工されることもあります。

防音をする理由や改修する住居の形態によっても、施工範囲は違うことはもちろんですが、一般的に防音工事をすることのメリットはどんなものなのか、またそれを実現するにはいくらかかるのかをお伝えしたいと思います。

防音性を取り入れるメリット

マンションなどの集合住宅では「横の部屋の子供の泣き声が聞こえる」といった話がしばしば聞かれますが、戸建て住宅でも家庭内での「生活音」も意外と外に聞こえていたりします。

例えばご夫婦二人でお住いの家庭ならほとんど生活音を気にするようなことはないかもしれませんが、例えば小さなお子さんがいるご家庭や、音楽好きの方がいる家庭などでは「生活音」のモレによってご近所さんとの間で「音の問題」が発生する可能性があります。

つまり防音性を取り入れるメリットには「プライベートを外に漏らさない」ということと、「周辺の居住環境・ご近所づきあいを良好にする」という二つの視点があると考えられます。

防音工事の依頼をする家庭はどんな家庭?

では実際にどのような家庭で防音工事が求められているのでしょうか?
008a7d98476e1ebc12980df4dc627bd9
生活音が気になる方
先ほどもお話ししましたが、小さなお子さんがいる家庭では、「音」の問題とは切っても切れない関係にあります。

集合住宅ではなおさらで、「階下に音がよく響いてしまう」とか「夜に遊んでいる音がうるさい」などが問題視されてしまうこともよく聞く話です。

だからといってお子さんに対してうるさくしないでというのも無理があります。

そこで小さなお子様をお持ちの家庭では基本的に床の音に対する対策としての防音工事を考えられることが多いようです。

もし賃貸住宅にお住まいの場合でもなんとかしたいという場合には、そのマンション・アパートのオーナーさんにも確認を取ってから進めることはいうまでもありません。

ペットを飼っている方
犬や猫などのペットを飼っている方にも防音リフォームを検討される方が多いようです。

ペットが走り回る音が階下に響いてしまうことはよくあることですし、留守中の鳴き声が近隣に筒抜けということもあります。

ご近所づきあいの観点からも必要な対策の一つと言えそうです。
ピアノ、ギターなどの楽器演奏をする方
音楽が趣味で、自宅で楽器の練習がしたい、演奏を楽しみたいという方もいらっしゃいます。

しかしそのまま演奏してしまうとその音で周りに迷惑をかけてしまう場合もあります。

自宅でピアノやギターなどの楽器を演奏したい方にとっても防音リフォームは必須の対策と言えるでしょう。
ホームシアターを検討されている方
ご家庭にホームシアターを作る際同時に防音工事を行うのが一般的ではないでしょうか。

やっぱり映画館の迫力を求めるとなると大画面と優れた音響システムは欲しいところですが、せっかくの音響システムで大迫力の「音」を存分に楽しむためにも防音工事は必須ですよね。

防音リフォームをするなら知っておきたい遮音と吸音の違い

一口に防音と言ってもその方法には様々あります。

主な二つの考え方として遮音と吸音という考え方があります。

この二つは似ているようで異なるものです。

まず、遮音とは空気中を伝わる音を遮断して外に音が漏れないようにする対策のことを指します。

もっとも簡単に行える防音手段の一つでもあります。

一方で、吸音というのは音を吸収することで音の反射を防ぎます。

その結果、音が室外に漏れることを回避する対策のことを指します。

防音工事を行うときには遮音と吸音を上手く組み合わせながら行うことが多いのですが、そうする事でより効果的な防音を実現することができます。

防音リフォームの種類とそれぞれの費用

4a2cf7ded32f6a36f342a43586aeb007
防音リフォームも施工箇所ややり方によって費用はまちまちです。

また、リフォーム以外で解決できる部分もあるのでそのやり方も一緒に見ていきましょう。


床の防音リフォームは20~60万円ほどで収まるものが多いようで、具体的には「防音性のある床材を敷く」「床材の下に遮音マットを敷く」といった工事を行います。

また、大掛かりな工事をしなくても「低反発素材のカーペットを敷く」、「タイルカーペットを敷く」などの対策でお手軽に簡単にできる防音対策もあります。

費用的には安くなりますが、フローリングの良さである「掃除のしやすさ」「おしゃれさ」が失われてしまうのが残念なところです。


壁の防音リフォームは高くても70万円程度に収まるものが多いようです。

壁の内側に吸音材を入れるやり方や、部屋の内側から断熱性に優れたパネルを貼って防音のみならず室内の快適性を高める施工方法もあります。

簡易なやり方としては換気口を防音仕様のものに変更するというやり方もありますが、屋外へ漏れる音を防ぐだけで、集合住宅での騒音の解決策とはならなさそうです。


窓の防音リフォームは15万円程度に収まるものが多いです。

具体的には「窓ガラスを変更する」と「内窓をつける」というやり方があり、どちらも防音性を高めるだけでなく断熱性能を高め室内の快適性も高めることができる一石二鳥な施工でもあります。


防音室
防音室の設置となると100万円台のものから700万円までかかる可能性があります。

防音室は演奏する楽器の種類、音量などにもよりますが、部屋全体の工事で浮いた空間を作ることで空気の層を作り、振動が壁を伝わらないように工事をする必要があります。

ここで挙げたものはあくまでも例ですので、目安としてお考えいただければと思います。

また、一部の工事箇所では防音性のみならず断熱性にも深くかかわる部分があり、室内の快適性を高めるというところにも着目して防音工事を考えるのもいいかもしれません。

ただ、防音工事は専門的な知識と確かな技術が必要となるので、実績のあるリフォーム会社に依頼することは大切なポイントです。

家の中の危険を無くす「断熱リフォーム」「かんたんドアリモ」 豊橋市

2020年11月16日|カテゴリー「断熱リフォーム
ff800e49b0bbe6bf386b35459996ea20
家の中には様々な危険が潜んでいます。

バリアフリー、手すりを付けるリフォームをして転倒予防をすることは大切ですね。

家の中で転倒をして怪我をすると、まさかここで!と思うものです。

手すりが一つあったら防げる事故だったかもしれません。

ちょっとした転倒からの怪我や骨折で、寝たきりや、車椅子生活になってしまうことも…。



家の中で事故が最も多いのは、浴室、階段です。バリアフリー以外にも事故を起こさない、予防のためのリフォームをおススメします。
室温差 ヒートショック


◆脱衣場・浴室
温度差によるヒートショック、床が滑りやすい、手すりが付いていない、手すりは付いているが滑りやすいという問題が考えられます

まず浴槽の底には、滑り止めマットを敷きましょう。

そして…、冬場のお風呂は辛くないですか?脱衣場・浴室が寒く、浴槽に浸かると「はぁ~」となっていませんか?

そのような状態ですと、温度差で血圧が上下し、この血圧の乱高下に伴って、脳内出血や大動脈解離、心筋梗塞、脳梗塞などの病気が引き起こされることがあります。

このように心臓や血管の疾患が起こることを「ヒートショック」といいます。

ヒートショックを防ぐには、気温差をなくすことが大切です。
脱衣場や浴室以外にも、各部屋の温度差を無くす断熱リフォームが簡単、短期間、以前よりも低予算でできるようになりました


※既存の天井、壁、床を壊さずに断熱リフォームをします。
6cafa866eb8e9d58e78988bad355c79a




◆階段
段差や階段に滑り止めは付いていますか?
階段の照明、段差のある所の足元を明るくし、見やすくすることが大切です。

蓄光テープや反射材のテープを貼ることも、段差を見やすくし、停電時には光るのでさらに安全を確保できます。



◆和式トイレ→洋式トイレに
before
07008b1d594df042714b2a0fea48034e
horizontal
after
52b9788dc907add8e6d4349a76853615
和式のトイレを使うのは膝、腰が痛い、足が不自由、筋力が弱っている方には辛い時間ですね。

和式トイレから洋式トイレへのリフォームも簡単、短期間に、しかも気温差をなくす断熱リフォームができます

断熱リフォームをすることで、真冬のトイレも寒くありません

もちろんトイレのドアを外開きや引き戸にすることもできますし、L字型の手すりをつけることもできます。


◆床
じゅうたんやマット、コタツ布団、電化製品のコードなど、ほんのわずかな段差でも足が引っかかってつまずく原因になります。
マット類を外す、電化製品のコードを整理する以外にも、滑りにくい床材の張り替えをおススメします。



◆玄関
玄関の段差、靴を脱ぎ履きするときにふらついていませんか?
ちょっとした手すりがあれば転倒予防ができます。

上がりかまちに踏み台をつける、玄関マットを敷かない、階段と同じく、段差に滑り止めを付け、段差のある所の足元を明るくし、蓄光テープや反射材のテープを貼ることも段差を見やすくします。


玄関ドアが横にスライドする引き戸ですと、ベビーカーや車椅子の方、荷物を持っている時の出入りがしやすくなります
玄関リフォーム 木目ドア
ドア(開き戸)
5bd5ba8f5a7a58bb0ecdf09a6fa82038
引き戸
・「かんたんドアリモ」(YKKAP)は、1日で玄関ドアのリフォームができます。既存の壁を壊すことなく、綺麗で機能的な玄関ドアに変身します


♪「かんたんドアリモ」(YKKAP)について詳しくはこちら
愛知「ドア・窓」リフォーム専科のHP↓


家の中の危険箇所と危険を減らす対策をして、家で起きる事故の防止をしましょう。

リフォームのお見積りも無料です。
お気軽にお問合せください。



◆◆窓・ガラス・雨戸・網戸・シャッター・ドア・リフォーム・水まわり
・エクステリア・カーポート・フェンス・門扉・ポスト・物置
サンルーム・ウッドデッキ・屋根・太陽光発電・蓄電池◆◆ など、ご用命は・・・


豊橋牛川通店
◆創業1946年 ティージー株式会社
MADOショップ 豊橋牛川通店

愛知県豊橋市牛川通3丁目13-3
電話 0532-62-1211
FAX 0532-62-1216
営/ 月曜~土曜(9:00~18:00)
休/ 第1・第3土曜日・日・祝日 

◆MADOショップ 豊橋牛川通店 詳しくはこちら↓

リフォームでおしゃれな部屋にするには?効果的な方法を紹介!

2020年11月12日|カテゴリー「断熱リフォーム
素敵な部屋にしたい、おしゃれな部屋にしたい。あれこれリフォームを考えているけれど、どのようにしたら思い通りの部屋になるだろうか」と悩んではいないでしょうか。

実は、おしゃれな部屋を作るにはコツがあります。

今回はリフォームでおしゃれな部屋にするために最初にやっておくべきことや、おしゃれなリフォームをする方法・ポイントについて解説します。

また、実際の例も紹介するので、リフォームを成功させたい人はチェックしておきましょう。

おしゃれなリフォームのために最初にすべきこと

おしゃれなリフォームをするためには、最初にコンセプトを決めることが大切です。

思いつきでリフォームを進めてしまうと、納得できない工事になる可能性があるからです。

新しい暮らしに胸を躍らせていたのに、想像と違ったものができあがってはがっかりしてしまいます。

そのためにも、まずは自分が求めるイメージがどのようなものかを明確にしておくようにしましょう。

たとえば、ナチュラルやモダン、カフェスタイルといったタイプに大きく分けて検討していくのがコツです。

784ab21c486a5fc4d8f16932540e4d39_l
ナチュラルスタイルでは、自然の素材を生かした温かみのある空間が作れます。

暮らしに安心やぬくもりを感じたいと思っている人は、ナチュラルなタイプがぴったりです。

モダンスタイルは、クールでおしゃれな雰囲気を求めている人に向いています。

壁紙に暗いトーンを持ってくることで、落ち着いた印象の部屋になるのです。

カフェスタイルは、いかにもカフェにいるかのようなイメージの部屋を作ります。

ひとつひとつのアイテムにこだわり、カフェによくあるキッチンカウンターなどを設置すれば、一気にカフェ風の雰囲気になるでしょう。

このように、タイプによって部屋のイメージがガラッと変わります。

そのため、細かい部分はあとから考えるにしても、大まかなイメージを持っておくことで理想とかけ離れたできあがりになるのを防げます。

おしゃれなリフォームにする方法1:カラーを統一する色使いと配色

fec676f2dbbf3c15b36176ea76df2e68_s
おしゃれなリフォームにする方法のひとつに、色を統一する方法があります。

おしゃれな空間を作るためには、配色に気を付けることがとても重要なのです。

全体をどれだけおしゃれに整えても、配色に失敗すると一気に違和感のある部屋になってしまいます。

配色を考えるときは、「部屋の基本になる色」と「メインで配色する色」「アクセントにする色」の配分をバランスよく配置するようにしましょう。

比率としては、7割:2.5割:0.5割というバランスが理想的です。

どのような色を使うかは、色の持つ効果で考えてみるといいでしょう。

たとえば、明るい色で統一すると、部屋が広く見えておしゃれになります。

明るい色は膨張色と呼ばれ、部屋を大きく見せたり開放感を抱かせたりする効果があるのです。

逆に、暗い色は収縮色と呼ばれ、引き締めて見せる効果があります。

そのため、暗い色を使うときは、家具などのアクセントとして使うのが向いているのです。

床を明るい色にして家具を暗い色にすれば、より一層暗さが引き締まり高級感が出せるという効果もあります。

このように、配色を考えるときには上手に色を組み合わせ、統一感を出せるように気を付けましょう。

統一感があることで、ぐっと部屋のおしゃれさが増してくるのです。

おしゃれなリフォームにする方法2:間取りの工夫

b9775efd149e6757621a2b26c6b984d9
間取りを工夫してみるのも、おしゃれなリフォームをする方法です。

たとえば、間仕切りを減らすことで見通しがいい部屋を作ることができます。

開放感のある空間を作ることで、光や風が隅々まで届きやすくなるというメリットもあるのです。

また、狭い和室は壁をなくして広いLDKにすると、おしゃれな空間に変わります。

よくあるのが、リビングに隣接する「使用していない和室」をリビングに含めるリフォームです。

和室をリフォームして間仕切りをなくすことで、リビングが広く使えるようになります。

「万が一のために部屋として残しておきたい」のであれば、間仕切りを引き戸にしておくのがコツです。

普段は取り払っておくことで広々としたリビングとして使うことができ、必要なときには小部屋になるのでとても便利です。

耐震の関係で取り払うことはできない壁がある点には注意が必要です。

構造上で強度を持たせた壁の場合、壁の中に筋交い(柱と柱の間に斜めに入れられた部材)を持つものがあります。

壁が残ってしまうのであれば「リフォームの意味がないのではないか」と考える人もいるかもしれません。

このような場合、壁のままとするのではなく柱と筋交いだけを残して壁を抜くことで圧倒的に開放感を出せます。

選択肢として考えてみてもいいでしょう。

おしゃれなリフォームにする方法3:照明の工夫

d33b6942c447e98f75c520e9374d55a5_s
おしゃれなリフォームをするには、照明の工夫も欠かせません。

おしゃれなカフェや高級ホテルなどを見てみると、照明の配置にとてもこだわっていることが分かります。

つまり、照明の工夫をすることでおしゃれな空間を作り出せるのです。

たとえば、間接照明などを取り入れて、光による変化を演出すると素敵な印象になります。

ダウンライトもおしゃれな空間作りに効果的です。

間接照明とダウンライトをどちらも取り入れることで、メリハリがあり、ゆったりとできる部屋を作ることができるでしょう。

一般的には、シーリングライトと呼ばれる部屋の天井の中心から全体に向けた照明が使われがちです。

しかし、おしゃれなリフォームをしたいのであれば、照明にこだわるのがポイントです。

好みで明るさを調節できるようにしておくことも照明でおしゃれな空間を作り出すコツです。

光の強さというのは人によって感じ方が違うため、実際に生活して初めて、思っていた明るさと違うことに気付くこともあります。

そのようなギャップを感じてしまったときのために、調光器などで調整できる照明を選んでおくといいでしょう。

その際には、最初に明るめのワット数を選ぶのがコツです。

後から「明るくしたい」と思っても難しいですが、暗くする分には調光器で簡単に調整ができるからです。

おしゃれなリフォームにするためのポイント

おしゃれなリフォームをするためには、センスがよくて収納力もあるデザインにするのがポイントです。

たとえば、壁紙を交換するだけでもおしゃれな効果が大きくなります。

年数が経ってくると、壁紙そのものの劣化や柄パターンの古さなど、多少なりとも古い感じが出てきてしまうのです。

壁は部屋の面積の多くを占めるため、部屋の印象に与える影響は大きいのです。

逆に言えば、壁紙を変えるだけで一気に新築と同じような雰囲気を作り出せるのです。

余裕があれば壁面収納を考えてみてもいいでしょう。

おしゃれで収納スペースも確保できるので、壁面収納はリフォームするときに人気のあるものの1つです。

階段下などを収納スペースに変えるのもいいでしょう。

「見せる収納」はものを収納するだけでなく、部屋をおしゃれに見せられるため、メリットばかりなのです。

床材を上質のものにするのもいいでしょう。

壁紙同様、床も部屋の大部分を占めているため、よい素材のものを選ぶだけでも部屋がぐっとおしゃれになります。

おしゃれなリフォーム事例1:シンプルモダン

49b8542f8d7ca8a67a6b5e4fb17a1c4d7ffc9030
シンプルモダンでおしゃれなリフォームを目指すのであれば、白を基調にインテリアなどでアクセントを付けるのがポイントです。

このポイントを押さえるだけで、落ち着いたシンプルモダンのデザインになります。

いかにも、シックな高級マンションのような部屋が作れるでしょう。

照明などはできるだけ控えめになるようにすることが大切です。

すっきりとした空間にコントラストが効いた色使いをすることで、おしゃれなシンプルモダンの部屋が完成します。

また、家具を赤などのビビッドカラーにすれば、ポップな印象になるでしょう。

カジュアルさを出したいときには、ビビッドカラーを取り入れるのがコツです。

部屋のイメージを変えたいときには、アクセントとなる色を使い分けるようにしましょう。

それさえ押さえれば、気分によって部屋の雰囲気をチェンジできるのでとても便利です。

おしゃれなリフォーム事例2:カフェ風

a67b91755a501cce841af0575517320e5f942f40
トレンドのおしゃれなカフェ風のリフォームをしたい場合、インテリアに明るい色を用いるのがコツです。

カフェ風の空間作りをするためには、温かみがありながらもすっきりした雰囲気になるよう気を付けましょう。

また、床材には親しみやすさのあるパイン材がぴったりでしょう。

その際、よりカジュアルな雰囲気を作るためには、節があるものを選ぶのがポイントです。

細かい部分にも気を配ることで、部屋がおしゃれなカフェのような印象になります

部屋全体がシンプルな分、カフェのようなアイテムを取り入れることで一気に雰囲気が変わるのです。

おしゃれなリフォームをするために!会社の選び方は?

リフォームを扱っている会社はたくさんありますが、それぞれに得意なものが異なっています。

デザイン性を重視するのであればインテリアデザイナーがいるリフォーム会社を選ぶようにしましょう。

「おしゃれさ」を重視するのであれば、要望に近いデザインをしてくれる「インテリアデザイナーがいる会社」がぴったりなのです。

インテリアデザイナーがいる会社は、デザインに特化したリフォームの経験やノウハウを持っています。

そのため、理想どおりのリフォームができる可能性が高くなるのです。

さらに、家具などのコーディネートまでしてくれるところであれば、簡単におしゃれな部屋を手に入れられます。

リフォームをするときには、最初に自分のイメージを明確にすることが大切です。

まずは要望をしっかり伝えて、イメージ通りのリフォームを目指しましょう。

また、こちらの要望に対してさらにプラスとなる提案をしてくれるところであれば、より理想的なリフォームができます。 

会社選びはリフォームにおいて重要なポイントなので、慎重に選びましょう。

リフォームのきっかけはお風呂?!浴室リフォームで気をつけて欲しい事

2020年11月11日|カテゴリー「断熱リフォーム
リフォームの先輩100人に聞きました。

「リフォームを決めたきっかけはなんですか?」
の問いに対する回答の第3位が「お風呂の故障」。

なんと!8人に1人のリフォームのきっかけが「お風呂」なのです。

リフォームを決めたきっかけはなんですか?

reform-bathroom_graph1
2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

汚れや見た目が気になるときはクリーニング業者も検討

またしかし、お風呂の故障とひと言でいっても、悩みは千差万別。

例えば
カビなどの汚れがすごい
バスタブ、壁にヒビや傷がある
床がブヨブヨにしている
狭い
寒い
古い
危ない
流れが悪い
不経済
などなど・・・
築年数や家族構成、家族メンバーによっても悩みは異なります。

気になるリフォーム費用も、浴室リフォームの相場は50万円〜150万円と、他の部位のリフォームに比べると相場の幅が広くなることも悩ましいところ。

これは、現在の浴室の傷み具合、それによる撤去費用、配管工事の有無などによって金額変動が大きく変わってくるからなんです。


見た目のお悩みで、あまり金額をかけたくない場合(例えば、「今の浴室の大きさで満足しているけど、汚れが気になる」・・・など)は、リフォーム業者ではなく、クリーニング業者に一度、問合せてみることをおすすめします。

リフォーム業者よりも、低価格に対処してくれる可能性もあります。

プロがその浴室を見てクリーニングでは難しいと判断した後、浴室塗装やリフォームを考えてみるのもひとつの方法です。

でも、リフォームのタイミングを見誤ると大損することも。

余計な補修費がかかったり、無駄な光熱費をいつまでも払い続けていたり。

断熱性や気密性の低さからヒートショックなど健康被害を引き起こすこともあるのが浴室なのです。

では、浴室リフォームのベストなタイミングとはいつでしょう?

浴室リフォームの最適なタイミングとは

簡単なテストをしてみましょう。

Q)あなたの浴室は、次の中であてはまる項目はありますか?
脱衣所の床がブヨブヨしている
浴室の床や壁にヒビが入っている
カビがひどい
排水溝が流れにくい
これまで浴室のメンテナンスをしたことがない
一つでもチェックがついていたら、今がリフォームのタイミングかもしれません。

なぜなら、これらは浴室構造の腐食が進んでいるサインなのです。

腐食がこれ以上進む前にリフォームした方が、無駄な補修費がかからない場合が多いですから、チェックが一つ以上ついた方は、早目にプロに相談してみましょう。

浴室リフォームの種類と特徴

reform-bathroom_img1-simple
浴室リフォームを決断した、または浴室リフォームを検討している方は、ここから浴室リフォームの「方法」を見ていきましょう。

浴室リフォームは、在来工法とユニットバスという二つの方法があります。
在来工法
在来工法はいわゆるオーダーメイドのこと。

壁や床をつくりあげ、浴槽や水栓金具を一つずつ選んで組み合わせる方法です。

例えば、あなたが「一面ガラス張りで、檜の浴槽が欲しい!」とすると、必然的に在来工法になります。

本当にステキですよねー。

でも、想像できると思いますが、費用もステキです。

ユニットバス
ユニットバスは、様々なメーカーが出している規格品の浴室になります。

メリットは気密性と断熱性に優れ、お手入れがカンタンにも関わらず費用も安いこと。

事前に工場で部品を組み立てるので、工期も短く済みます。

デメリットは、サイズがある程度決まっている点や、デザインの自由度がないこと。

現在の浴室が変形していたり、狭かったりすると、規格に無い場合がありますので、ご注意を。

在来工法か?ユニットバスか?

おおよその方向性は決まりましたか?在来工法にして夢の浴室を実現するもよし、ユニットバスでリーズナブルに高機能な浴室を手に入れるもよし。

理想の“バスライフ”はひとり一人違います。

浴室リフォームで気をつける工事費用の内訳

さて、すこし現実的なお話に戻ります。

気をつけなくてはいけないのが、工事費用。

例えば、ユニットバスにリフォームする場合、パンフレットなどでユニットバスの本体価格だけ見て「お!案外安いな」と勘違いする人がいますが大間違いです。

『工事費』がかかることを、お忘れなく。

工事費用とは、解体撤去工事・組み立工事・給湯器の交換・配管工事・補修工事のことです。

金額はお住まいの状況によりますが、安くても50万円、腐食が酷い場合などは100万円以上かかるケースもありますので、多めに予算をみておきましょう。


業者から出てきた見積もりも、内訳をしっかりチェックしてください。

大切なのは、今後の追加工事が発生しないか、発生する場合はどういった場合でどの程度なのかです。

業者とここのコンセンサスをしっかり取ることがとても大切です。

ですから面倒だからといって、業者任せにするのは避けましょう。

ちなみにユニットバスの金額は、標準モデルで30万円〜。

少し良いグレードにすると60万円〜、ハイグレードなもので80万円〜が目安です。

在来工法の場合は、壁をタイルばりにするなど最低でも150万円ほどでしょうか?

あなたのリフォームの目的や浴室のイメージをクリアにして、工事費用の予算も確保すれば、理想の浴室にグッと近づきます。

リフォームの先輩100人に「リフォーム後、あなたの生活に思いもよらない変化はありましたか?」ということを聞いてみました。

するとなんと、一番多い回答が「入浴時間が楽しくなった」(20.4%)でした。

リフォームすることで毎日の生活の室がぐっと上がるのが浴室なのです。

リフォーム後、あなたの生活に思いもよらない変化はありましたか?

reform-bathroom_graph2
2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

また、「浴室をリフォームして良かったと思うことは?」という問いには、60%の人が「浴槽や床がキレイになったこと」と答えています。

「掃除がしやすくなった」(20.4%)も3位。皆さん、やはり浴室に特に思い入れがあり、キレイにしたいと思っていることがこれを見ても伺えます。


浴室をリフォームしてよかったと思うことは?

reform-bathroom_graph3
2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

そんな、浴室リフォーム。

その成功のコツはショールームに実際に足を運び、製品を見て、触って選ぶことです。

床の材質などは面倒くさがらず、靴下を脱いでちゃんと“素肌”で体感してみてください。

また、ショールームには物珍しい高機能のバスタブや製品がたくさんありますが、本当にあなたの生活に必要かどうか、よく考えてから決めましょうね。

ショールームでテンションが上がって決めちゃったけど、入れてみたら実際の生活では全然使わなかった・・・なんてことも多いようなので。

洗面室リフォームで+αのライフスタイルを実現!

最後に、浴室のリフォームとセットで考えたいのが、洗面室のリフォームです。

近い将来、洗面室のリフォームをする予定があったり、浴室ほどでなくても劣化がはじまっているなら、浴室と一緒にリフォームするのがベターです。

というのも、二度にわけると費用が無駄にかかるだけでなく、プランの自由度も下がってしまうからです。


洗面リフォームの相場は、内装に10万円〜、洗面台に10〜40万円です。

浴室と一緒にリフォームすれば、1割程、リフォーム費用が安くなるといいます。

洗面リフォームをする/しないに関わらず、浴室をリフォームする際には、ついでに洗面室もプロの方に見てもらってみてください。

洗面室がキレイになると、奥様・娘様ももっとキレイになりますよ。そして、ダンナ様への株が急上昇すること受け合いです。

水回りと内装リフォーム費用の相場

2020年11月10日|カテゴリー「断熱リフォーム
「そろそろリフォームをしようかな」、と思いはじめた時、まっさきに気になるのは、やっぱり「費用」ですよね?

リフォームの先輩100人にも「リフォームを検討している際に悩んでいたことはなんですか?」と聞いてみると、70%以上の人が「実際にいくら費用がかかるか」と答えています。

あなたはリフォームを検討していた際に、どんなことに特に悩んでいましたか?

c-reform-cost_img
2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

限られた予算のなかで、優先順位を決めることはリフォームを成功させるためにとても重要です。

夢のマイホーム実現のためにも、まずはリフォーム費用の相場を、部位ごとにみていきましょう。

これから紹介するそれぞれの費用は、実際にリフォームをした先輩たちの、一番多かった価格帯です。

オーダーメイドや設備のグレードを高くすれば、費用は当然高くなりますのでご注意くださいね。

reform-cost_img02-simple
古くなったコンロやビルトインオーブンの取り替えだけなら20〜30万円程度(工事費込み)で可能です。

とはいっても、「どうせリフォームするなら」、と古いキッチンを撤去して最新のシステムキッチンにリフォームする人が大多数。その場合の相場100〜150万円です。

どのシステムキッチンを選ぶかによっても費用は変わってきますが、費用が200万円以上場合は、キッチンの場所を移動したことによる、給排水や喚起のためのダクト工事費用、撤去後の壁や床の補修費用などがかかったケースがほとんど。

なので、キッチンリフォームの前に、何を改善したいのか、現在の不満点は何なのかを整理して、しっかり優先順位をつけましょう。

「なんとなくかっこいいから」とアイランドキッチンにリフォームし、動線が悪くなった上に工事費用が大幅にアップ!なんてことにならないようにご注意くださいね。

ちなみにキッチンリフォームの工期の目安は1〜2週間程度です。

reform-cost_img03-simple
相場が50万〜150万って幅がひろすぎでしょう!」と思ったあなた!

さすがです。

実は、浴室のリフォーム費用の相場を語るのはちょっと大変なのです。

なぜかというと、今のお風呂が在来工法なのかユニットバスかによって、それからリフォームを在来工法の浴室にするかユニットバスにするかによって、費用が大きく変わってきてしまうからなんです。


在来工法の浴室というのは、いわゆるオーダーメイドのお風呂のこと。

ユニットバスとは、様々なメーカーが出している規格品の浴室のこと。

このメリットは、気密性と断熱性に優れ、お手入れもラクチンなこと。

工場であらかじめつくった部品を現場で組み立てるだけなので、工期も短く済む。在来工法より費用も安いため、現在の主流はユニットバスになっています。

reform-cost_img04-simple
一般的な平均値ですが、ユニットバスと工事費で100万円が相場になります。

感覚的ですが、頭に入れておいてもらえるとリフォームをする際に基準ができますから役立つと思います。

内装のグレードを高くしたり、浴室機能を色々つけたりすると150万円くらいかかるケースもあります。

次に、現在のお風呂が在来工法で、新しくユニットバスにする場合をみていきましょう。

まず現在の浴室を解体する費用と設置する費用が50万円ほどかかります。

現在のお風呂の状態によってはさらに費用がかかる場合があります。

これにユニットバスの費用をたして、100〜200万円みておくと良いと思います。

ユニットバスからユニットバスへ交換の場合は、工期は1週間から10日程度ですが、在来工法のお風呂からユニットバスのリフォームだと2週間以上かかる場合もあります。

「お風呂を綺麗にするなら、洗面所も!」という方!

洗面所の壁紙や床などの内装工事に10万円程度。

洗面台は選ぶもの次第ですが、10〜40万円のものが多いようです。

洗面所のリフォームには50万円ほどみていたら十分だと思います。

工期は早いときは1日、長くても数日で完了します。

reform-cost_img05-simple
トイレのリフォーム費用の相場は工事費込みで、20〜50万円です。

一番多いのはなんといっても便器の交換ですが、便座だけを交換する場合は、脱臭や暖房、温水洗浄機能がついたシンプルなものだと10〜20万円が目安になります。

内装や便器の交換のリフォームをする場合は25万円程度。

便器の交換、手洗いの設置と内装工事で50万円程度が相場になります。

最近流行っているタンクがない便器や自動開閉、全自動洗浄などの機能がついているもので20〜30万円が目安です。

ただし、和式から洋式へ変更する場合は工事費が高くなるのでご注意ください。

工期は1日〜1週間程度です。

164863df0da272afcbf96581ab06aa7c
内装リフォームのメリットは、部屋の雰囲気を簡単に変えられて低価格なところ。

特に壁や天井は面積がひろいぶん、印象をつくりやすいので、おすすめです。

もちろん選ぶ壁紙によって金額は異なりますが、6畳間の天井と壁で4〜7万円程度(クロス撤去費用、下地調整費、施工費、廃材処分費含む)です。

壁紙交換の費用の単位は1平方メートルあたりの単価で表記されていることが多いと思います。

6帖であれば天井が10㎡、壁が30㎡。12帖であれば天井が20㎡、壁が43㎡といった感じに計算すると分かりやすいと思います。

実際には窓や扉の面積をマイナスして見積もりを出します。

壁紙の場合は、1,500〜3,000円/㎡、珪藻土などの塗布は4,000〜9,000円/㎡を目安にしてください。

床のリフォームも選ぶ床材や、リフォーム方法によって費用は変わってきますが、8帖で10〜20万円ほどみておくと良いでしょう。

いかがでしたか?
ここまでキッチン、お風呂(洗面)、トイレというリフォーム3大水回りの金額と内装リフォーム費用の相場をみてきました。

想定していた予算におさまりそうですか?

まるごと一気にリフォームすると、244万円〜477万円かかる計算になります。

リフォーム検討層の8割が部分リフォームを検討している

reform-cost_img07-simple
リフォームの先輩100人に「リフォームに実際にかけた費用は?」とアンケートをとったところ、4割近い人が100〜300万円未満でした。およそ8割の人がリフォーム予算は、300万円未満という結果に。

つまり部分リフォームを行っている方が多いようです。

一番小さなトータルリフォームをご検討されてみるのはいかがですか?

紹介しました通り、キッチン・お風呂・洗面・トイレをリフォームすると、200万円〜450万円かかります。

紹介した金額には断熱リフォームの費用はもちろん含まれません。

私たちがご提案する断熱リフォームは「家の“中身”を新築に」するリフォームという考え方で、既存のお住まいをそのまま、高機密+高断熱の快適さと共にまさに今の最新の“新築品質”をお届けいたします。

ヒトも家も、見た目以上に、中身が本当に大切ですからね。

こちらもぜひご検討のひとつに入れていただければ幸いです。

信頼できるリフォーム会社を選ぶために

2020年11月9日|カテゴリー「断熱リフォーム
リフォーム工事を注文する前に、リフォーム会社が開催しているイベントに参加することをオススメします。

イベントに参加するべきかと合わせて、イベントに参加する際にチェックするべきポイントについてもご紹介します。

「木を見て森を見ず」な業者には要注意

リフォームを行うときに、ポストに投函されたチラシや地元のホームセンターなど、ぱっと見の“価格の安さ”のみをポイントにリフォーム工事の依頼先を検討される方もいらっしゃるかもしれません。

しかしキッチンやお風呂など、設備の価格だけで業者を選ぶと、結果的に高い買い物になってしまうケースはよく聞かれる話です。

国土交通省が発表している平成27 年度「住宅市場動向調査」によると、“リフォーム時に困った経験があった”と回答した世帯の二番目に多い理由(13.2%)に、「費用が当初の見積もりよりオーバーした」という項目が挙げられているほど。

こうした事態を避けるためにも、信頼できるリフォーム会社を選ぶことがとても重要です。
f3f54e8e02b35d2b5e36ca17213d705f
では、どのように信頼できる会社を選べばいいのでしょうか?

例えば、浴室をリフォームする場合。

浴室設備の取り付け工事だけしか行わない業者だと、浴室まわりの現状調査は行いますが、それ以外の場所については現状調査を行わないケースがあります。

しかし本当の意味で「浴室を変える」ためには、「お風呂に関係する住宅の部分も変える」ことが求められます。

給湯器だけを最新のものに取り替えても、配管が古いままでは、水圧に耐えられず破損してしまう事態にもつながりかねません。

つまり浴室をリフォームする以上、脱衣所や屋内・屋外の給排水設備や給湯器などをトータルで考えた工事計画が必要になります。

そのためには、取り替えようとする部分以外の事前調査もまた必要になるというわけです。
d49ebc752348dd8f1f4f260ee7a283c5
部分的な調査しか行わない「木を見て森を見ず」という業者の対応が、“工事開始後の追加費用の発生”というトラブルにもつながってしまいます。

着工後のトラブルを避けたいなら、しっかりした事前調査を行ってくれるリフォーム会社を選ぶこと。

その上でも設備交換しかできない業者ではなく、住まい全体を考えるのに必要な知識を有する会社にリフォームを依頼することが得策だと言えるでしょう。

リフォーム会社を選ぶときのポイント

先ほど紹介したようなリフォーム工事にまつわるトラブルを避けるために、リフォーム会社を選ぶ際には、以下のチェックポイントを参考にしてみてください。


「現地調査」をしっかり行っているか?
(調査開始後、1 時間以内に見積もりを出してくるなど、現地調査を短時間で済ませようとする場合は注意が必要です)

排水管など普段は見えない部分までしっかり確認しているか?


現在お住まいの住宅の図面を作成しているか?
(図面がない場合は無駄な工事が発生してしまう可能性があります)

予算についての明確な説明をしてくれるか?

工事のスケジュールを事前にしっかり提示してくれるか?

リフォームの前にオススメ!直接、見る・聞く・感じるイベント参加

2020年11月6日|カテゴリー「断熱リフォーム
リフォーム工事を注文する前に、リフォーム会社が開催しているイベントに参加することをオススメします。

イベントに参加するべきかと合わせて、イベントに参加する際にチェックするべきポイントについてもご紹介します。

イベントにはどんな種類がある?

リフォーム会社が開催するイベントには、一般的に以下のようなものがあります。

モデルハウス見学会

6304573300378f3ceb0ef1c73dd52c08
実際にリフォームを行った住宅を見学するイベント。

モデルハウスはリフォーム会社の特徴やこだわりが詰まった自慢の作品でもあります。

その会社が力を入れているポイントはもちろん、自身が必要だと感じている機能・設備が備わっているかを確認しましょう。

特に住宅の暖かさや涼しさ(=断熱性能)などの機能的な部分は、実際に体感してみるのが一番です。

de094aeaaa02fdaad0726ad9e641343a
どなたでも参加できるセミナー形式のイベント。

リフォームに役立つ情報を発信しています。

リフォームの具体的な進め方や、適切な資金計画の立て方など、リフォームを行うにあたって身につけておきたい知識を学ぶことができます。

4d27460142884308f81fbcde3259683d
スタッフが個別に、リフォームへの相談に答えてくれるイベント。

スタッフとのマンツーマンもしくは少人数形式で行われるので、人目を気にせずじっくり質問することができます。

イベントに参加するべき2つの理由

8adb80b346ef8b56449f71214cec189c
こうしたイベントに参加するべき理由は、大きく分けて2つあります。

一つ目は見学会などに参加し、実際にリフォームを行った住宅を見てみることで、その効果を直接体感できること。

百聞は一見に如かずというように、写真や資料だけではわからない多くの発見が得られるはずです。

もう一つはイベントを開催している住宅会社が、住まいの相談をするパートナーとして相応しいか、見定める機会になること。

モデルハウスの設備をチェックしたりイベントで話す内容を聞いたりすることで、その会社がどんなことに力を入れて取り組み、どんなカラーを持った会社なのかを知ることができます。
0d0df8ddd7b87523688838e164c53310

「リフォームをスムーズに進めたい」「工事が始まってから後悔したくない」という方は、一度イベントに参加してから、パートナーとなるリフォーム会社を決めることを強くオススメします。