断熱リフォーム

お部屋のレイアウトテクニックについて

2021年1月22日|カテゴリー「断熱リフォーム
コロナウイルスのこともあり、お家で過ごす事が定着化していますね
気分転換にお部屋のレイアウトを変えてみるのはどうでしょうか?
今回は、誰にでも出来るお部屋のレイアウトテクニックについてお話したいと思います

外からの光を取り入れる為に窓付近にはあまり物を置かないようにする

太陽の光が入るお部屋
朝、太陽の自然な光で目覚めることが
出来るなんて幸せですよね

目覚ましじゃなく太陽の自然な光で
起きることは、1日の始まりが凄く
すがすがしく感じるし、健康にも良いですよね

私の部屋も自然に太陽の光が入る様に
ベットを配置しています

最近は、疲れて電気をつけたまま
いつの間にか寝てしまっていることが
多いですが、太陽の光で自然に
起きることが出来た時は凄く気持ち良いです

ベットの置き場に悩んでいる方がいたら太陽の光が入る場所にベットを置くのが良いかもしれません

床に物を置かないようにしてお部屋を広く保つようにする

すっきりしたお部屋
床にものが置いてあるとどうしてもスペースを取るし、汚れもたまりやすくなってしまいます

床にものを置かないことで全体的にすっきりして見えるし、お部屋が広く感じます

ものが床にない方が掃除もしやすいですよね

家具やものをバランスよく配置するようにする

物を置くバランス
家具やものをバランスよく配置することで、お部屋の雰囲気が一段と変わります

バランスよく配置するときに重要になってくるのが間隔(余白)です

間隔のバランスが悪く、ぎゅうぎゅうに詰まっている状態だとお部屋の中で快適に過ごすことが出来ません

ものや家具を置くときは、全体的なバランスを見るようにしましょう

屋根リフォームと断熱リフォームの大切さ

2021年1月22日|カテゴリー「断熱リフォーム
今日は屋根リフォームと断熱について少しお話しします。

リフォームというと写真のようなカバー工法や瓦屋根の吹き替えが考えられます。

費用面を考えるなら廃棄物や工事の手間が少ないカバー工法がおススメです。
屋根のカバー工法
この場合、屋根が二重になる分重くはなりますが、被せる商品も軽量化された商品が多いのでそこまで心配はないと思います。
屋根材 カルカルーフ
葺き替えをご検討される場合は軽いものがおススメです。

カルカ・ルーフという商品でFRP素材で出来ていて丈夫で長持ちします
(FRPとは、Fiber-Reinforced Plasticsの略で、ガラス繊維などの繊維と組み合わせることで強度を高くした繊維強化プラスチックです。FRPはユニットバスなどの住宅設備機器が聞き馴染みがあるかもしれませんが航空機や自動車などの乗り物まで幅広く使用されています。)

屋根材 スーパールーフ
こちらの製品はスーパールーフいってアルミ成型瓦で一般的な瓦に比べて約1/44の軽さという事です。

住宅の屋根だからこそ断熱もしっかりやっておきたいですね

室内の断熱もしっかりやっていくとさらに快適になります。
断熱材 スタイロラスター

断熱材は天井に使うので水を吸収しにくく、軽くて丈夫で加工しやすいものがおススメです。

倉庫やガレージの中の壁が仕上げていない場合は壁の中にも入れれるので壁も予算次第ではご検討して頂ければと思います。

床は発泡スチロールのようなもので、スタイロフォームというのがあります。

その上にフロアタイルでゴム付きの物を乗せればしっかり固定しなくても滑らないのでDIYには向いているんではないでしょうか?

私たちが工事させて頂く場合でもネオマ断熱ボードを使ったりする場合もありますが、独自パネルの方が下地を気にせずにその後壁掛けなどの物も付けられるのでリフォーム後を考えるとおススメです。

断熱住宅の家電と設備

2021年1月21日|カテゴリー「断熱リフォーム
10年ひと昔といいますが、家電や設備はもっと早いんではないでしょうか?

私が初めてiPhoneを買ったのが2008年なんので、その頃はスマホなんて普及しないと回りも誰も持っていなかったのが10年前です。

今は当たり前で会社からも会社用携帯として支給してもらうぐらいです。

住宅に関しては進歩は遅いので20年前の基準が最新ってぐらいですからね

基準よりも快適な生活を優先したリノベーションをしましょう

断熱住宅の家電と設備についてお話しします。

断熱はエネルギー設備の基本

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断熱の悪いお家では省エネ家電や設備も十分に機能を発揮しません。

容器に穴が開いている状態なので、いくらエネルギーを溜めようとしても穴が開いているので逃げてしまいます。

断熱のいい家は隙間なく外気を抑え込んでいきます。

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最新の省エネ家電で冷暖房をしても隙間や熱の流入を防がないと穴の開いたバケツ状態でエネルギーは漏れだしている状態になってしまいます。

効率よく効果がある簡単リフォームは窓の断熱なんです

その為国からもポイントという形で補助が出るグリーン住宅ポイント制度の対象工事にもなっていますよね

家の断熱や夏場に備えた日射遮蔽にもきっちり対策をするしましょう。

せっかく買い替えた高価な家電も半分の性能しか発揮しないのはもったいないですよね

コロナ対策もリフォームで対策をしていく人やDIYで対策していく人なども増えています。

急がずしっかりと考え納得できるリフォームをやっていきましょう

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ハウスメーカや断熱意識の高い一部工務店さんに見られるシステムで、全館空調は居室だけでなく、トイレや廊下など家全体を冷暖房したり、24時間換気を行うシステムのことです。

家の中の温度差が少なくなるためヒートショックを防止したり、外気中の花粉やゴミの粒子はフィルターで取り除いてから取り込むため、きれいな空気を室内に送れるなどのメリットがあります。

空気の吸込口・吹出口や室内機などの機器を、建物内に組み込む必要があるため、新築時の設置が基本となります。


リノベーションで取り入れたい方はスケルトンリノベーションになります。
壁や床などを壊していき躯体(柱や梁など)だけを残してリノベーションする方法です。

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全館空調をおススメというわけではありませんが、新築の方はご検討してもいいかなという感じです。
簡単にメリットデメリットをご紹介します。

< メリット >
・家中どこでも快適
・エアコンが無いので見た目がいい
・空気清浄機が要らない
・洗濯の室内干しが出来る
・コストが高くなる
・部屋個別の温度調整が出来ない

断熱リフォームでは空調設備は必要不可欠なものになります。

なぜなら今まで隙間があった部分も断熱工事をすると隙間はすべて塞ぎます。

こんな方に断熱リフォームがおススメです!

2021年1月20日|カテゴリー「断熱リフォーム

朝、起きるとお部屋が寒くありませんか?

冬、過剰な暖房で集中力が落ちていませんか?

断熱リフォームで解決できます!!

寒い 冬
・朝、お部屋が冷え切っていてお布団から出るのが辛い。
・目覚ましをかけても、寒くてなかなか時間通りに起きれない。
・毛布を掛けていても身体が冷え切ってしまっている。
・最近暖かいと思って薄着で寝たら、寒いなぁと感じる。

そんな寒い日は、朝の準備が遅くなってしまいますよね
冬の朝も、もっと快適に過ごしたいと思いませんか?

お部屋が寒い原因は、夜のうちに熱が流出して、朝の室温が下がっている。
壁の温度が低いと,体感温度が低い。などが考えられます
断熱のお部屋
最近は、暖かくなってきて暖房をかけて過ごすこともなくなってきましたが、
冬は、暖房の効いたあたたかい部屋の中で過ごす時間も多くなりますよね
ついつい、寒いと暖房の温度を高めに設定してしまいますよね…

実は…暖房の温度を高めに設定して過ごすことは集中力を欠く原因になってしまうそうです
高めの温度設定で頭がぼぉーっとならないように注意することが大切です!
上下の温度差のない室温で快適に過ごしたいですよね

そんなお悩みは、お部屋を断熱リフォームすることで解決出来ます
断熱することで、高気密高断熱の保温されているお部屋を作りだすことが出来るんです

少しでもご興味のあるお客様は是非ご来店下さい

日本は耐震もしっかり考えないといけません

2021年1月20日|カテゴリー「断熱リフォーム
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皆さんは耐震についてはやっぱり頑丈な方がいいと思いませんか?

私の住む豊橋市でも地震は起きますしある程度までは揺れたなと思うだけですよね。

日本は大陸の沈む場所なのでどこでも地震はあります。

私たちの地域は東海大地震が来ると言われてから何十年も経ちます。

そんな中1981年に建築基準法が改正され、より耐震性能の高い家を建てることを定める新耐震基準が設けられました。

新耐震基準では、この許容応力度が震度5程度の地震に耐えられる大きさであることが必要だとされています。

最近の地震は震度6~7と発表になることの方が多くありませんか?

基準クリアしていればというものでもないので、阪神淡路大震災を経て2000年に制定された住宅品質確保促進法にもとづき、耐震等級という制度ができました。
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耐震補強と言っても色々あります。

基本的には
・強い壁を増やす
・壁をバランスよく配置する
・床や屋根を補強する、柱や梁
・筋交いなどの木材の部位同士を緊結・固定する
・土台や柱が腐らないようにする
・基礎を丈夫にする

この6つが基本です。
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耐震等級1が基本となっていますが、耐震等級2になると1.25倍、耐震等級3になると1.5倍の強さとされています。

耐震等級1は震度5を想定していますが、震度6弱が1.25倍相当、震度7が1.5倍相当です。

震度7に関しては最大なので同じ震度7でも揺れの強さは違います。

何故震度最大が7なのかわかりませんが、今住んでいる地域で起こるかもしれない地震に対応できる家に住みたいですね。

私個人的には耐震等級3の家に住みたいです

齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドラインの概要

2021年1月19日|カテゴリー「断熱リフォーム
皆さんは国土交通省が発表している「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」をご存じですか?

高齢期を健康で快適に過ごすために、早めに住まいを改修することのメリットや改修の際に配慮すべきポイントを取りまとめたガイドラインを国土交通省が発表しています。

その内容について発表資料を基にご紹介していきます。

詳しくは国土交通省のホームページへをご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/common/001282248.pdf

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現状としては男女問わず独身の方や、夫婦のみの方が増えています。

夫婦と子供がいる世帯は全体の2割以下となっています。

都市圏を中心に後期高齢者が増えているというのもあります。

私たちもそうですが、若い夫婦は賃金が安く都市圏に家を建てるということは出来ず郊外に立てるか、子供がいる家庭は2割程度なのでアパートや実家暮らしという方が多いのではないでしょうか。

高齢者の医療費も人口が多いので需要が増え保険料も高くなってきています。
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高齢者の多くの方が自宅での生活のする事を望み、退職後の期間も長期化する一方で、その住まいは断熱やバリアフリーが十分でない場合や、広くて維持管理が負担になる場合などがあります。

高齢期を迎える前の可能な限り早い段階で、高齢期の住まいや住まい方を選択することが重要であり、中でも自宅の改修は有効な手段です。

このため、国土交通省は、「高齢者の住宅の設計・改修に関するガイドライン検討会」を平成29年12月より計5回開催し、高齢期の生活に適した住まいの改修のあり方について検討を進めてきたそうです。
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断熱に関しては「日本の住宅は遅れている!?」でも紹介しているように海外から見ると大分遅れています。

環境が違ういうのは言い訳でしかありませんが、国も断熱性能を上げるような新築やリフォームに対して補助を出しています。

ですが、実際に家を建てる業者が「面倒な手続きだ」とか目先の価格で安くなる方を選ぶように話をしていくのが95%程で、基準をクリアしている住宅の申請は5%程度と言われます。

冬場一番危ないのが「ヒートショック」です。

色々な検討結果を踏まえ、「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」として取りまとめ発表になったそうです。

老老介護介護など寿命が長くなるにつれて様々な問題も関係してきます。

健康寿命を延ばす為にも快適な暮らしを実現させましょう

お客様に聞かれた質問をご紹介します

2021年1月18日|カテゴリー「断熱リフォーム
冬の寒さを感じるのが床からの冷え込みや窓からの冷え込みだと思います。

今回は床の冷え込みでご相談があったお客様でしたが、築年数が少なく断熱材が入っている事が想定されました。

お客様の家は木造住宅でした。

床の構造としては根太と言われる木材の間に断熱材が入っている状態です。

根太の大きさは一般的に45mm×60mmが使われると思います。

その上に床材(フローリング材)を張っていきます。
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今回も同じ造りではありましたが、断熱材は20mmとなっていました。

新築を契約した時にどのような仕様であったのかまでは分かりませんが、断熱材は一応入っていました。

長期優良住宅などの性能を重視した住宅でない限り一般的には25mm程度を入れるそうです。

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増し貼りや張替えを行えば熱伝導率の数値は倍になりますが、体感としては寒くない冷たくないまでいくと断言するのは個人差もあるんで難しいという説明をさせて頂いて上でサーモカメラと床下の写真で確認説明させて頂きました。

根太の大きさ的には最大45mm厚の断熱材が入れられると思います。

なので増し貼りで20mm若しくは25mmの断熱材を床下から設置していく方法が考えられます。

築年数も少なく左右の隙間は無いように施工されていたので有効な工事になると思います。

内窓・二重窓取付

窓には一番効果のある内窓をおススメしました。

窓と窓の間に空気の層を作り断熱効果を高めてくれます。

さらにアルミと比べて樹脂製になりますので熱の伝わりにくいのも断熱効果を高めます。

結露は換気も大きく関係していますが、軽減される効果は十分にあります。


床だけでなく窓や壁も考えて行きましょう。

同時に全部やってしまうと高額なリフォームになりますが、部分的に工事したり、床だけや窓だけをやって効果を確認しながら進めて行く方法もあります。

納得して進めて行ける工事をご提案していきますので、ぜひご相談下さい。

内窓をつけるだけでもかなり暖かいですよ♪

2021年1月15日|カテゴリー「断熱リフォーム

内窓を付けるだけでそんなに断熱効果あるの?

はい、あります。内窓をつけるだけでかなり断熱効果が高まります!

こんにちは
受付スタッフの高木です

さて、本日はお客様から実際にあったお問い合わせの内容をもとに
内窓の断熱効果』についてのお話をしたいと思います

お客様のお悩み内容は『窓から冷気を感じて凄く寒い』『室内が寒すぎる』と言った内容でした

確かに冬場は、昼間はまだ暖かいと思いますが、朝晩は暖房が無いと本当に寒いですよね
そもそも、皆様内窓をつけるとどのくらい断熱効果があるかご存知ですか?
内窓 断熱
『内窓とは、既存の窓の内側に1枚窓を取付けることです。

『内窓』を取付ることによって…

・結露防止になる
・断熱効果が高まる
・防音性にも優れている
サーモグラフィで見る冬の温度
ティージーの豊橋店・豊川店共に内窓の展示品がありますが、1枚の窓と比較すると内窓の方がかなり暖かいです

右の画像を見て頂くと一目瞭然ですが、
内窓をつけた窓の方が、1枚の窓より
約10度近く温度が違います
1枚の窓は結露もしていると思いますし、
かなり冷気も感じると思います
こんなにお得
暖房を付ければ寒さは防ぐことが出来るかも
しれませんが、電気代とか余計にかかっちゃいますよね

内窓を取付けるだけで、電気代が節約出来るから
お財布にも優しいんです

この様に内窓を取付けると良いことが
たくさんあります

断熱リフォームでは内窓の設置は標準仕様として施工させて頂きます

そして、断熱効果も高めてくれます

少しでもご興味を持ったお客様、内窓気になるという
お客様是非お問い合わせ・ご来店お待ちしております

要望を伝えるちょっとしたコツ

2021年1月15日|カテゴリー「断熱リフォーム
イノベーションをする上で、ご自分の要望を伝えるのはなかなか難しいです。

新築とは違い自由度は低いですが、使い勝手のわかっている我が家です。

要望を出してしっかり伝えるために伝えるべき要点をご紹介します。
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どんな家にしたいのか、内装のイメージはどうするのかを簡単に伝えるには我が家のテーマを伝えるといいです。

例えば「にぎやかな家」「自然を感じる家」「明るい家」「和モダン」なんでもいいと思いますが、いろんな実例を見たりしてテーマを伝えましょう
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家全体のテーマもありますが、ここだけはこだわりたいポイントも伝えてください。

一緒に住むご家族のこだわりも反映されるときっと満足のいく家になると思います。
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予算も大切です。

希望をすべて叶えると予算オーバーなんて事もよくあります。

この予算なら少し妥協してこのグレードに抑えて、こだわりの部分へ回したり、この部分は自分でDIYしようなど選択肢も出来てきます。
外構 外壁
外構や外壁も一緒にやる方は一緒にご相談ください。

建物と合わせた外構を作ることが出来るので、統一感があってカッコイイ家が出来ます
壁収納、間仕切壁
プラン作成時でもいいので自分の好みの形を伝えましょう。

四角く角張ったものがいい人や丸みがあって曲線を綺麗に見せたい人、シンメトリーのように左右対称がいいひとなど、細かな部分ですが大事な部分です。
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家相の流儀は色々ありますので、こだわりがある方は予め伝えておきましょう。

仏壇や神棚の設置のルールや位置なども流儀は様々です。

知っていて当たり前と情報は相手には通用しないので、しっかり共有しましょう。

和室から洋室へリフォーム!メリットやポイントは?

2021年1月14日|カテゴリー「断熱リフォーム
和室から洋室へリフォームするメリットをご存じでしょうか。

和室は畳の匂いや寝転がったときの感触が落ち着くという良さがある反面、カビやダニの発生などのトラブルの元になる可能性もあります。

この記事では、和室と洋室の構造の違い、和室から洋室へリフォームする場合のメリットや注意点、リフォームの工事内容や業者の選び方などを紹介していきます。

和室と洋室の構造の違いは?

和室から洋室へリフォームする場合、和室と洋室の構造が異なるため、段差解消などの工事が必要となります。

工事内容を理解するために、まずは和室と洋室の構造の違いを把握しておきましょう。

床の構造と壁の構造に分けて説明します。
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①床構造の違い

床構造には2つの違いがあります。

1つは下地の間隔の違いです。

和室の畳の下には根太(ねだ)と呼ばれる横木が一定の間隔で置かれています。

畳を支えるためのもので、床の安全性を高める目的で設けられています。

洋室のフローリングの下にも根太はありますが、根太の間隔が違います。

畳の場合は畳自体に比較的に強度があるので根太の間隔は広めの445mm前後です。

しかし、フローリング材は畳に比べ強度が低いので根太の間隔は狭めの303mm程度になっています。

畳からフローリングに変える際にはこの根太を増やす工事が必要となります。


もう1つは畳とフローリング材の厚さの違いです。

畳の厚さは約40~50mmで、フローリング材の厚さは12mm程度です。

畳からフローリング材に変更しただけでは出入口や他の部屋の床との段差ができてしまいます。

段差を解消するために、根太を補強した後に高さ調整用の床板を張って高さを調節する必要があります。

また、築年数がだいぶ経過している家では畳の下地に断熱材が使われていないケースがあります。

畳よりもフローリングは冷たく感じやすいので、断熱材を床材の下に設置する工事もしておいたほうが良いでしょう。

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②壁構造の違い

壁構造の違いは、和室の壁が真壁(しんかべ)という柱が見える構造になっている場合が多いのに対し、洋室は柱が見えない大壁(おおかべ)という構造になっていることが一般的です。

真壁を大壁に変更する場合は柱を隠す工事が必要になります。

具体的には、胴縁(どうぶち)といわれる下地を柱と柱の間に組んでいきます。

その上に石膏ボードを張ることで柱を隠し、壁紙を張って仕上げます。

和室から洋室へリフォームするときの工事内容

和室から洋室へリフォームする際の工事内容は、どこまで洋室に近づけるかで変わってきます。

主なリフォーム箇所は、床、壁、天井、出入口、押入れです。

ここでは代表的なリフォームのケースと工事内容を説明します。

①畳からフローリングへリフォーム

畳をフローリングに変更するリフォームは需要が多いリフォームです。

和室の象徴である畳をフローリングへ張り替えるだけで、部屋の印象は大きく変わります。

和室のデメリットも洋室のメリットも、多くは床に関係するものなので、フローリングへのリフォームを行うだけでも十分メリットがあるでしょう。

工事内容は畳をはがし、構造・下地の補強や段差解消の工事をした後に、お好みのフローリング材に張り替えます。

②壁と天井のリフォーム

床のリフォームの次に需要があるのは、壁と天井のリフォームです。

和室の壁は柱が露出する真壁構造が多いので、柱が見えないように大壁に変更する工事を行い、その上から好みのクロスに張り替えます。

天井も同様の工事を施し、クロスを張り替えます。

③襖から洋風ドアへリフォーム

床、壁、天井のリフォームの次にあげられるのが、出入口のリフォームです。

和室で使われていた襖のままでは統一感がなく、やや不自然です。

引き戸へ変更する場合は、敷居を交換するだけなので簡単に設置できます。

開き戸に変更する場合は、隣の部屋や廊下と段差が発生する場合があり、段差を解消する工事が必要になるケースもあります。

④押入れからクローゼットへリフォーム

最後に、押入れをクローゼットにリフォームする場合です。

押入れは布団などの寝具を収納するようにできているので、衣類を収納するには使いにくいつくりになっています。

押入れは上下2段になっている場合が多いので、段を取り除いて衣類を吊るすためのハンガーパイプを取り付けます。

クローゼットのドアは開き戸タイプや折れ戸タイプなどに変更します。

クローゼットは湿気がこもりやすい場所なので、調湿建材を使用することが多いです。

戸建ての和室を洋室へリフォームする費用目安

戸建ての和室を洋室へリフォームする際にかかる一般的な費用の目安を紹介します。

費用は部屋の間取りと、どこまでリフォームするのかで変わってきます。

ここでは、6畳1間の和室をリフォームする場合のいくつかのパターンを例に説明します。

①床のみをリフォームする場合

床のみを畳からフローリングへリフォームする場合の費用は、24万~30万円程度です。

畳を撤去して敷居や畳寄せ(畳と壁の間にある部材)を残したままフローリング材を張ります。

畳とフローリングでは下地の構造が異なるため、下地の補強や段差を解消する工事も含みます。

②床の他に壁・天井・収納部分もリフォームする場合

床の他に壁、天井、押入れをクローゼットへリフォームする場合、費用は44万~51万円程度かかります。

内訳は下記の通りです。

・床:16万~18万円
・壁:10万~12万円
・天井:4万~5万円
・クローゼット:14万~16万円

壁はコストを抑えるために、和室の真壁(しんかべ)を洋室の大壁(おおかべ)に変更するのではなく、柱が見える状態のままベニア板とクロスで洋室風に仕上げます。

押入れは中の棚を撤去、衣類を吊るすハンガーパイプを設置して同じサイズのクローゼットへ変更します。

③完全に洋室化する場合

和室の真壁を大壁へ変更して、部屋全体を完全に洋室化する場合の費用は80万~89万円程度です。

内訳は下記の通りです。

・床:19万~21万円
・壁:17万~20万円
・天井:4万~5万円

床は畳寄せの撤去と下地調整でプラス8万円の追加です。

壁は真壁(しんかべ)から柱の見えない大壁(おおかべ)へ改築し壁紙を張って仕上げます。

壁と床が接する部分には巾木(はばき)を設置します。

巾木は、デザイン性を高めたり、掃除機などによる損傷や汚れから壁を守る役割を果たす部材です。

壁と天井が接する部分は、廻り縁(まわりぶち)を設置して、壁と天井の繋ぎ目をきれいに仕上げます。

和室を洋室にするメリットは?

ここでは、和室を洋室にするメリットを紹介します。

わかりやすいように、まずは和室のデメリットを確認しておきましょう。

①和室のデメリット

和室のデメリットは以下の通りです。

・畳は湿気が溜まりやすく、十分な換気ができていない場合ダニやカビが発生しやすい
・障子や畳のメンテナンスが必要
・重たい家具を置くとへこみが生じる
・障子の桟や鴨居などにホコリが溜まりやすいのに掃除がしにくい

②洋室のメリット

和室の畳をフローリングにすることで、ダニやカビの心配が少なくなり、掃除やメンテナンスが楽になります。

具体的には以下のようなメリットがあります。

・ダニやカビの発生によるトラブルが解消される
・傷みやすい畳、障子、襖の張り替えが必要ない
・家具を置いても跡が残りにくい
・ホコリが溜まる場所が少なく掃除が楽

椅子やベッドを使う洋風の暮らし方(ライフスタイル)に合わせた部屋づくりをすることができます。

フローリングの上にカーペットやラグ(床全体ではなく一部に敷くもの)を敷けば、寝転がることもできて、部屋の雰囲気も変わります。

布団からベッドにすることで、お年寄りでも寝起きが楽になり、布団の上げ下ろし作業もなくなります。

夜遅く帰宅してもすぐに寝られるという点もメリットです。

和室を洋室にするときに配慮したいこと

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和室を洋室にリフォームするとき、配慮しておきたいことの一つにバリアフリーがあります。

部屋の入口や床の段差をなくしたり、手すりを設置したり、安全性に配慮しておくと将来的にも安心です。

高齢者だけではなく、車椅子生活を余儀なくされる場合もあるでしょう。

費用はかかりますが検討しておきたいポイントです。

必要になってから部分的にバリアフリーにすると費用がかさむので、部屋と廊下、部屋と部屋などに段差がある場合には、リフォーム時にまとめてやっておいたほうが良いでしょう。

和室を洋室にする際のポイントは?

和室を洋室にリフォームする際のポイントは、使用する目的に合わせてクロス(壁紙)やフローリング材を選ぶことです。

材料によってメリット・デメリットがあり、費用も大きく変わってきます。

ここでは、クロスとフローリング材を選ぶ際のポイントを説明します。

●クロス

クロスの素材には、ビニール、織物、紙などがあります。

珪藻土壁紙という紙と珪藻土(けいそうど)を混ぜて作られたものあります。

一般的なのがビニールクロスです。

安価で品質が安定しており、耐久性にも優れていて掃除がしやすいのもメリットです。

色やデザインが豊富なところも魅力です。

クロス自体の機能も選ぶポイントになります。

シックハウス症候群対策、防カビ、抗菌、抗ウイルス、抗アレルゲン、防臭、防汚加工、ペット用に表面を強化したものなど、さまざまな製品があります。

子供部屋なら表面強化、防汚加工のあるクロスを選択、アレルギー体質であれば、抗菌、抗ウイルス、抗アレルゲン機能をもったクロスを選択すると良いでしょう。

●複合フローリング

複合フローリングは複数の板を重ね合わせたフローリング材を使用しています。

安価でデザインの種類が豊富です。

温度と湿度の変化に強く変形しにくいフローリングです。

耐水性・耐候性がありキズにも強いという特徴を持ちます。

●単層フローリング

単相フローリングは無垢材を使用したフローリングです。

無垢材とは天然木から切り出した1枚の板のことで、価格は高くなりますが、天然木の風合いや感触が良く高級感があります。

年月の経過とともに風合いが増していくのも魅力です。

自然素材なのでアレルギーの心配もありません。

素材にこだわりたい人には単層フローリングがおすすめです。

リフォーム会社の選び方!

◎和室から洋室へのリフォーム実績

和室から洋室へのリフォーム実績が多い会社に依頼をするのがおすすめです。

希望しているリフォームと同じようなケースのリフォーム実績が多いかどうかが判断基準となります。

リフォーム専門業者であっても希望しているリフォームの実績が少なければ、トラブルが発生する可能性が高くなります。

◎保証とアフターフォロー

リフォーム後に不具合が発生した場合のことを考慮して、保障やアフターフォローが充実しているかどうかを確認しておくことも重要です。

保証にはリフォームで使用した製品のメーカー保証と、リォーム業者の保証があります。

製品メーカーの保証はそれぞれの保証期間が違っている場合や、直接メーカーに依頼しなくてはならない場合があるので、リフォーム業者の保証やアフターフォローなどのサービスが充実していれば安心です。

保証期間とどのような不具合や補修に対応してくれるのかを事前に確認しておきましょう。


和室から洋室へリフォームして使い勝手をよくしよう!

畳からフローリングにリフォームするだけでも、使い勝手の良い部屋に生まれ変わります。

日々の生活を楽に過ごすために、和室から洋室へのリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。