断熱リフォーム

住まいの弱点を知って効率のいい対策をしましょう!

2021年2月15日|カテゴリー「断熱リフォーム

こんにちは
受付スタッフの中山です


お部屋の中で、熱が一番出入りしやすい場所がどこか知っていますか?
02b76a32f298f9832b716e1f25c27b3e

答えは 窓 です。

は熱が一番出入りしやすい場所です。冬は52%もの熱が逃げ出し、夏は74%もの熱が入り込んでいます。

「暖房が効きにくい」「冷房にしてもなかなか冷えない」といったお悩みの原因の多くは、窓の断熱性の悪さにあると考えられます。窓を断熱するだけで家全体のエコと快適につながるのです。

窓の断熱化で、体感温度も光熱費も改善されます!

暮らしにおいて、室内と同じくらい大切なのが、周囲の壁や天井、窓などの温度です。

この周囲のものの温度と室内の平均値が、人が実際に感じる体感温度となるからです。

特に窓は、外の冷気に触れて冷えやすいため、室内が高くても、窓の冷えによって体の表面から熱が奪われて寒く感じてしまうのです。

窓を断熱化することで、快適な室温で暮らせるようになり、冷暖房が効きやすいため光熱費も節約出来ます。

いい窓は、外の暑さ寒さを遮ってエアコンの働きを助けてくれます。

冷暖房の効きをもっとよくしたい方は窓の断熱リフォームを考えてみてはいかがでしょうか?

ドア・窓のリフォーム専門工事は『 ドア窓リフォーム専科 』にて対応させて頂いています。

断熱材の仕組みや性能・種類について

2021年2月9日|カテゴリー「断熱リフォーム

皆さんこんにちは
受付スタッフの中山です

今回は断熱材仕組み性能種類についてお話させて頂きます


断熱材の仕組みと機能


まず、断熱とは熱の伝わりを抑えることです。

そもそも熱は行き来するもので、熱の伝わり方には物質の中を伝わる電導、気体や液体が移動することで伝わる対流、そした電磁波の形で物体から物体へ伝わる輻射があります。

この3つの熱の伝わり方のうち伝導によって熱の行き来を断つ機能を持った材料が断熱材です。

断熱材には大きく分かれて繊維系発泡材料系があります。

住宅に多く使用されている金属やコンクリートは伝導によって熱を伝えやすい物質です。

ここに熱を伝えにくい断熱材を入れることで伝導による熱の伝わりを抑えることが出来ます


繊維系の断熱材とは?


住宅で多く使用されているのが繊維系断熱材です。

繊維系の断熱材は軽く施工の際に取り扱いやすいです

さらに安価です

ここで繊維系の断熱材の種類について詳しくお話させて頂きます

グラスウール
ガラスを繊維状にしたものであり、安価で燃えにくい。
シロアリがつきにくいなどの特徴があります。

ロックウール
鉱物を溶かして繊維状にしたものです。
性能はグラスウールと似ていますがロックウールは撥水性が強いのが特徴です。

セルロースファイバー
天然の木質繊維であり、さまざまな太さの繊維が絡み合って空気層を作っています。
吸放湿性が高く適度な温度を保つことができます。

インシュレーションボート
炭化発泡コルクを利用したものです。腐りにくく、遮音や防振性能が高いです。

羊毛断熱材
セーターのウールと似ています。
調湿効果があり、カビやダニの発生を防ぐ効果が高いです。


いかがでしょうか?

断熱材でも種類によってさまざまな機能があるということが分かりますね

断熱工法と断熱材の組み合わせによっても得られる断熱効果は変わってきます。

適切な断熱を行うことで快適に過ごせるだけではなく、住宅の寿命を延ばしたり、光熱費を節約出来たりするので気になった方はお気軽にお問い合わせ下さい

基準となる大きさを知っておきましょう。

2021年2月8日|カテゴリー「断熱リフォーム
リフォームをしていく中で基準となる大きさがいくつかあります。

「規格サイズ」と呼ばれるものは「尺貫法」に基づいて決まっています。

計量法で尺貫法を用いることは禁止されていますが、尺貫法を無理やりmmに直して表記するので、今でも尺で大工さんが木材を加工してmmで作られる商品を取り付けるという現象が起きていろいろ分かりにくいのが建築業界です

リフォームで多い浴室からお話しします。

ユニットバスのサイズ

浴室 規格サイズ

一般的には1坪タイプと言われる畳2枚程の大きさが多いです。

足を延ばしたりゆったりは入れたい方は1サイズ大きいものを選びましょう

ユニットバスは規格の物の中から選んでいくものですが、こだわって浴槽やシャワー扉など選ぶのも自分好みにできていいです。

間取りの変更などを考えている方は基本サイズを分かっているとレイアウトを自分で考えるのも進むと思いますし、相談したら出来なかった、高くなったという事が減ると思います。

トイレの大きさ

トイレ大きさ

トイレの広さは一般的にはこの3つで狭い、一般的、少しゆったりとなります。

一番小さいのは階段下などに多いですね。

介護にもとお考えの方は3つよりも大きい理想は2畳ですね

リフォームでは広くするのは難しいかもしれませんが、配置換えなどもご検討している方は参考にしてみてください。

先日浴室の大きさについても話してありますので間取りレイアウトをお考えの方は参考にしてみてください

キッチンのサイズ

ダイニングキッチン

キッチンはまずどうな風に使いたいかがポイントです。

ポイントは大きく分けて4つになると思います。

写真のようにダイニングやリビングと一体化したフラット対面型。

壁側に付けて空間を広く使う壁付け型。

料理に集中出来るように独立型。

コンロの前などは壁にする造作対面型。

使う人に、空間に合ったものを選ぶと失敗しないと思います。
キッチンサイズ大きさ
使い方を決めたらI型(真っすぐな形)、L型、対面型と自然に決まってきます。

横幅は160cmから15cm刻みで300cmまでが規格サイズではないでしょうか。

リフォームなどは入れられる大きさが決まってきますので注意が必要です。

ショールームなどは大きく広く作っていますので、イメージと違うなんてことも・・・

高さも色々選べますが、広さとしてはキッチンは基本65cm、対面は+33cmと考えて大丈夫だと思います。


次に調理スペースは人が通ると考えると少なくても60cmは欲しいですね。

それに後ろに食器棚をと考えると+50cm程度は確保したい。

そんなイメージでレイアウトを決めていきましょう。

リビングやダイニングは比較的自由に決めていいと思います。

好きな家具などの寸法もある程度把握しておくとリフォームした後に置ける置けないという問題が出てきにくくなりますよ。

せっかくのリフォームですから「もう少し大きくしとけば・・・」など公開をしないような計画を進めて行きましょう

ヒートショックについて

2021年2月1日|カテゴリー「断熱リフォーム

皆さんこんにちは!
事務スタッフの中山です

2月になりましたが、まだ寒い日が続いています
寒い日は、あたたかいお風呂でリラックスするのが幸せですよね

しかし、冬場のお風呂は一歩間違えると命の危険になることも

そこで今回は冬場で多発するヒートショックについて
お話させていただきます
123

まずはじめに、、、

ヒートショックとは、気温の変化によって血圧が低下し、心臓や血管の疾患が起こることを言います。

2006年のデータでは、
交通事故による死亡者が約7,000人であったのに対し、ヒートショックでは14,000人が亡くなっているそうです。

456

ヒートショックは、冬場に暖房の効いたリビングから脱衣所に移動し、浴槽に入る時などに起こります。

リビングから脱衣所に移動した際には寒さに対応するために血圧が上昇します。そこで衣服を脱ぎ、浴室へ入るとさらに血圧が上昇します。その後、浴槽に入ると急に体が温まる為血圧が低下します。

特に10℃以上の温度差がある場所は危険とされており、注意が必要です

住まいで起こるヒートショックを未然に防ぐためには、
「断熱」によって家中の室温を一定に保つ事が大切になります。

室温を一定に保つ事によって、身体への負担、家の中での危険が軽減できるのです。

寒い冬を、断熱で乗り越えましょう

中古買ってリノベ。大切な知識

2021年2月1日|カテゴリー「断熱リフォーム
リビングおしゃれイメージ
まずは、どんな暮らしがしたいかイメージを膨らませせてみましょう。

私たちもその家で過ごす家族の年齢や性別などの家族構成やどんなイメージを持っているのか聞いていきます。

広い空間が欲しい?

内装はシンプル?

モダン?

流行のアフリカン?

など漠然としたイメージでもいいので伝えてもらえるとプランに反映したりイメージを共有しやすくなります。

間取りを決めましょう。

間取俯瞰1F(水彩)

中古住宅を購入してリノベーションをする時にはその家の使い勝手は分かりませんが、図面が出来ていて、変更したりそのまま使ったりといろいろ検討出来ます。

今までの間取りを変更する?

2部屋を1部屋にする?

LDKの広さは?

中古住宅を購入する時にも間取りがイメージできていれば、必要な大きさの物件を選ぶことも出来ます。

間取り変更をしなければ、価格面では安くなりますよね。

自分で購入するものもの納期を把握しましょう。

私たちからするとお施主様支給品という商品です。

今はネット時代なので業者が買うのが必ずしも安いわけではありませんし、ネットでしか売っていない商品もあります。

業者が用意したものは取り付けはもちろん保管までが業者の責任です。

fec676f2dbbf3c15b36176ea76df2e68_s

設備や細かなパーツなど自分好みのものを購入して業者に取り付けてもらうという方もいるかもしれません。

自分が頼んだものが現場保管できるものなのか、届かない為に工事が遅れたり、早すぎて保管場所が無いという事にもなるかもしれません。

ドアノブやスイッチ、照明などは比較的工事に関係なく出来ますが、キッチンをオリジナルや外国製のという方は事前に相談することをお勧めします。

5-19

ある程度プランを決めてリノベーションにかかる予算を把握しましょう。

中古住宅を購入する費用もあります。

どこまでリノベーションするのか、全体やるのか部分的にやるのかを決めましょう。

立地の良い場所で中古住宅を購入できてもリノベーションに費用が回せなかったり、逆に理想のリノベーションを突き詰めていくと、中古住宅を購入に回らなかったり、立地を諦める選択を取ることにもなります。

立地や敷地面積など建物に予算を振るのか、リノベーションに振るのかは人それぞれだと思いますが、しっかり考えておくと納得のいくものが出来ると思います。

光触媒が付いたフェイクグリーンで部屋のアクセント

2021年1月29日|カテゴリー「断熱リフォーム

光触媒が付いたフェイクグリーンで簡単に部屋のアクセントを付ける事が出来ます。

光触媒は太陽の光などによって化学反応を起こして浄化脱臭などの効果がある物質です。
代表的な物は酸化チタンです。

フェイクグリーン(人工観葉植物)のメリットは、
・水をやらなくても枯れない
・置く場所を選ばない
・虫が付かない
だと思います。

机の上や棚の上などに小さい物を置くだけでもちょっとしたアクセントになります。

置きすぎには注意が必要なのと放置しすぎると埃が溜まってしまうので枯れたりはしませんが、適度に掃除はしましょう。

人口観葉植物光触媒
人口観葉植物光触媒
人口観葉植物光触媒
人口観葉植物光触媒

部屋の模様替えのアクセントに

リビング 人工観葉植物

フェイクグリーンでもその空間に緑があることで、『明るい空間』『癒しの空間』になります。

こんな時期なので休みの日に家から出ているだけでも嫌悪感の対象にされますので部屋の模様替えや思い切ってDIYなんかを始めるのもいいと思います。

より快適な空間を創っていきましょう

断熱リフォームで断熱すべきポイント

2021年1月28日|カテゴリー「断熱リフォーム
断熱工事と聞くと皆さんはどこをイメージしますか?

断熱工事で断熱するべきポイントをご紹介していきます。
壁の中の構造や断熱状態をサーモ機器などで調査

私たちはシロアリの調査と共に壁の中の構造や断熱状態をサーモ機器などで調査する事も同時に行っていきます。

床下を目視で確認して調査では壊せないのでサーモカメラでの確認が役に立ちます。

床断熱

床下断熱

1階では一番要望のある床下断熱。

メリットとしては最小限の工事でコストパフォーマンスがいいです。

あと断熱欠損が起こりにくいです。

デメリットとしては床下から隙間を塞ぐ作業があるので床下の隙間がある程度必要になります。

特に下が土や砂利の場合は職人にも嫌がられる傾向にあります。

理由は明確で怪我のリスクが発生するからですね。

酷い所はガラと呼ばれるような大きな石や砕いた破片があるのでそのままでは断れるケースもあります。
基礎断熱

住宅のリフォームで用いられる事は少ないですが、基礎断熱工事もあります。

内側で断熱するタイプと外側で断熱するタイプがあり、メリットとしては一気に工事が出来て細かな作業が少なく、床下にエアコンを設置できます。

デメリットは作業面積が多くリフォームでは床を剥がしたり基礎の外側を掘り返す必要があります。

リフォームより新築がメインですね。

天井断熱

ロックウール 断熱材 壁 天井

お手軽リフォームという認識があってDIYでされている動画やお話しを聞きます。

メリットとしては材料費が安く断熱の厚みを確保しやすいのと、施工面積が少なくて済みます。

デメリットとしては作業する人によってムラが出来、気密性が確保しにくくなってしまう場合や、配線などがあると工事がやりにくくなるという事があります。

屋根断熱

屋根断熱吹き付け

吹き付け塗装と呼ばれる方法で専門の職人による責任施工になります。

理想の厚みにするために2回施工になる事が多いです。

メリットとしては気密性が確保されやすい事と、ダウンライトや配線があっても作業できるという事です。

デメリットとしては、施工面積が大きくなるという事とコストが高いという事です。

壁<充填断熱>

発泡ウレタン壁充填断熱

この方法は柱と柱の間に断熱材を詰める方法です。

メリットとしては工事後内外とも広さが変わらないという所です。

デメリットは内外どちらかの壁を取り壊す必要があるという事が最大のデメリットです。

工事期間が長く施工する人によって仕上がりにムラがあることがあります。

壁<外断熱>

壁外断熱

この方法は柱の外側に断熱材を設置する方法になります。

メリットは室内空間が狭くならず、断熱に慣れていない職人であっても一定の性能が確保されるという事です。

デメリットは外壁を壊す必要があり、足場設置費用などコストが高くなることです。

壁<内張断熱>

断熱パネル施工中
私たちが多く採用している方法です。

メリットは工事期間が短く、一般的に費用が安くなることが多いです。

内側に断熱パネルを壁を壊さずに張っていき、同時に気密工事もやっていきます。

デメリットは室内空間が狭くなるという事です。

窓の断熱

サーモグラフィーで見る窓の断熱

窓の断熱工事も欠かせません。

窓を変えるだけでも効果抜群で、断熱工事としては一番コスパがいい工事です。

窓の断熱工事は大きく2種類になります。

窓を高性能の商品に交換する工事か、内側に窓を付ける工事になります。

窓の交換カバー工法マドリモ
窓を交換する時に私たちがリフォームでよく用いる方法でカバー工法と言われる方法です。

グリーン住宅ポイントなどの対象工事にもなっています。

メリットは壁を壊さず工事期間が短く1窓半日程度で浴室交換の時に多く使われ、費用も抑えられるという事です。

デメリットは窓が小さくなるという事です。
内窓・2重窓
こちらもグリーン住宅ポイントなどの対象工事になっています。

昔ながらの内障子のイメージですが、樹脂で出来ていてガラスが付いているという商品です。

メリットは工事時間が短く1窓30分程度コストが安いのに効果が一番高いという事です。
デメリットは2度窓を開けないといけないという事です。
断熱ガラス交換スペーシア

ガラスの交換という方法もありますが、私たちがこの方法で断熱するのは効果ではなくお客様の使用方法で窓の断熱のデメリットがどうしても納得できないけど断熱したい場合に採用する方法です。

全て同時に工事する事がコストと工期は短いですが、全体の金額は高くなります。

ますどこからと聞かれる事が多いですが、私は窓からとお答えします。

お家にいる時間も増えていると思います。

快適に過ごせるようなリフォームをやっていきましょう

住まいに必要な断熱を考える

2021年1月27日|カテゴリー「断熱リフォーム
断熱というと今の時期をイメージする方が多いと思います。

断熱とは熱が伝わりづらくすることなので、季節的には夏冬がイメージされやすく、特に寒い冬というイメージが一般的です。

新築などで用いられる全館空調は年間を通じて快適な温度に保つため、最近は導入されることも増えてきました。

全館空調 断面図

年中快適というと光熱費の心配をよくされます。

冷暖房を使うので光熱費は気になります。

最新の省エネ家電は本当に電気代を使いませんし、断熱するだけでも光熱費は安くなります。

断熱された部屋は熱を伝わりづらくするので外の温度を中に伝わりづらくするだけでなく、中の温度も外に逃がしにくくなります。

水筒 魔法瓶 断熱
魔法瓶をイメージしてもらうと分かりやすいですね。

ペットボトルや缶の飲み物と比べ飲み物の温度を魔法瓶は保ってくれます。

飲み物をコップに注いで飲むときは少し時間が経つと常温くらいまでにはなります。

これは空気に触れているので温度が逃げてしまいます。住まいも同じで断熱する場合は隙間を塞ぎ気密性を高めていくのも重要です

暖房や冷房を付ける時はすき間を無くして無駄なく使えるように工夫していきましょう

熱の伝わり方は3種類!しっかり理解して対策をしましょう

2021年1月26日|カテゴリー「断熱リフォーム
今回は断熱の基本でもある『 熱の伝わり方 』についてお話しします。
基本は伝導・対流・放射の3つです。

それぞれの現象とお住まいでの対策の仕方についてお話しします。

熱伝導

熱伝導率のいい銅製ポット

よく耳にするのは「熱伝導率がいい」という言葉じゃないでしょうか。

すぐに温まりやすい銅製ポットは喫茶店などで見かける方も多いのではないでしょうか。

熱伝導は熱が物質を介して運ばれ伝わる事です。

金属を代表するように熱の伝わりやすい物を良導体、木材みたいに伝わりにくい物を不導体と呼びます。

調器具はこれを上手に利用していて持ち手には木材、調理する部分は金属になっています。
物質の種類によって伝導率は変わりますが、形状によっても変わってきます。

気体よりも液体、液体よりも固体という順番です。
サウナ 気体の熱を利用

サウナに入れる人は居ても、90℃前後の沸騰前のぐつぐつしたお湯に触れられる人はそう居ないですよね

火傷じゃすまない状態になります。

住まいでの対策

直接触れることで熱が移動するのが熱伝導です。

壁や窓も物質だと考えればアルミの窓やガラスは良導体ですので、プラスチックや樹脂、ビニールなどの方が熱伝導率が悪い不導体になるので、そういったものを窓に貼る対策や内窓のように樹脂や木で出来たものを付けて2重にすることが対策になります。

では木材や紙で出来ている壁は?と思うのですが、同じ不導体の物を2重にするか、化学物質の断熱材を使う事になります。

対流

対流は言葉で聞くと難しく聞こえますが、温度差によって気体が移動する事で熱が移動する事です。

液体や気体は温められると膨張し密度が小さくなるので上昇します。

周りの低温のままの方は密度が重い状態になるので下に流れ込むようになって循環していきます。
焚き火 対流で温かくなる

例えば焚き火。

風も無く天気のいい日では煙が真っ直ぐ勢いよく上っていきます。

これが対流の現象で温められた空気は上に上がりその場の空気が薄くなり周りの空気が焚き火のほうに空気が集まってくるので『 よく燃える 』というイメージになります。

自然であれば海風や陸風、季節風なども対流の影響です。

住まいで起こる対流

昔の家

住まいの場合で考えてみましょう。

住まいではエアコンを使う場合は機械で強制的に対流を作り冷房は上向き、暖房は下向きに動くことで循環させたり、石油ストーブやオイルヒーターなどを熱源として部屋を暖めたりします。

ここで対流が起きるんですが、隙間が多い家ではどうなるでしょうか。

暖かい部屋に向かい冷たい空気が対流によって運ばれてきます。

それは隙間風となってせっかく暖めた部屋に入ってきて直接風を感じ事もあります。

冷たい空気は下に暖かい空気は上に上がっていき底冷えもしますし、暖かい空気が隙間から部屋の外に逃げてしまいます。

住まいでの対策

壁の隙間や、窓・出入口の隙間は極力無くす事が対流による寒さを防ぐ事になります。

塞がっているかは部屋のドアを開けるときに重く感じますし、空気を取り入れるような音もします。

気体液体状になっていると密度も小さくなりますので、冬場は加湿状態にする暖かく過ごしやすいとおもいますが、隙間を塞いで暖めた部屋にある空気は加湿状態でもありますし、空気の入れ替えが出来ていない状態ですのでしっかりと換気もして下さい。

換気扇を使う場合熱を逃がしたくない場合は熱交換が可能な換気扇に取り替える必要があります。

熱放射で暖かくも暑くもなるんです。

太陽 熱放射は電磁波によって熱が動く事で、輻射熱とも言われています。

熱放射は電磁波によって熱が動く事で、輻射熱とも言われています。

当たり前かもしれませんが太陽が出てる日は暖かいですよね。

約6000度と言われる太陽の表面温度が伝わっているのではなく電磁波によって熱放射で伝わっています。

電磁波は物体に当たる事で熱が伝わり、発生します。

放射熱を使っている家電が電子レンジです。

放射熱を利用した住まいの断熱は?

温かいストーブ ストーブから熱伝導でやかんに熱が伝わりやかんの中の水が温められ対流し蒸気が上に上がっていきます。

ストーブから熱伝導でやかんに熱が伝わりやかんの中の水が温められ対流し蒸気が上に上がっていきます。

熱放射でストーブから離れた距離でも暖かいですよね。

近づけば空気が対流しているのでさらに温かいです。

ですが、触れて伝導対流放射の3つが揃うと火傷します

放射で対策をするのならオイルヒーターやペレットストーブなど輻射熱で温かくしたり、窓ガラスの種類を断熱仕様のガラスに交換すると家の中の熱を放射熱で逃がしてしまう事を防ぎます。

冬のイメージが強いですが、断熱を考えるのは冬だけではありません。

熱の伝わり方を考えてしっかりと対策していきましょう。

結露について簡単にお話しします。

2021年1月25日|カテゴリー「断熱リフォーム
窓に付いた水滴 結露
結露についてお話しします。


結露は、空気中に含まれていた水分が、空気が冷やされることで気体として留まることができず、液体化するという現象です。

そのため、結露の原因は「寒暖差」と「湿度(湿気量)」に関係します。

なので寒いからというだけが原因ではないんです

779d13fb098a354211ed9353bb2be205

例えば、夏場などで冷たい飲み物が入ったグラスをしばらく放置しておくと、汗をかいたようにグラスの表面に水滴がつきます。

そのほか、夏場はエアコンの効いた車の中から外に出るとメガネが曇ったり、冬場には室外から急に室内に入るとメガネが曇る、風呂場や脱衣場の鏡が曇る。

意外と結露は身近に起きています。

結露を放置しておくとどうなるか。

結露が発生する原因はわかっても、目に見える場所であれば拭いたりできますが見えない場所は対処できずに放置してしまう場合があります。

結露を放置しておくと、どんな現象を引き起こすのかをご紹介します。

カビの発生

カビ

梅雨の時季にカビが発生しやすいことを考えればわかるように、カビは水分と適度に暖かい場所を好みます。

風呂場や台所のシンクなどに発生しやすいのも同様の理由です。

結露の発生する場所というのは、カビが好む条件を見事に満たしています。

窓枠の色が濃い色だとなかなか気がつかないかもしれません。ガラスとの隙間にあるゴムの部分にカビが着くこともあります。

最初は目立たなくても、繁殖するので、放置しておくと拡大していく恐れがあります。

カビの問題は、表面上の見た目だけではありません。

体内に蓄積されると、アレルギー性の疾患や肺炎などを引き起こす可能性があるので、注意が必要です。

最近たまたまテレビを見ていたら、サトウキビの中にカビが発生していて中国の方でサトウキビを食べた男の子が無くなったというニュースが流れていました。

カビは体に入ってしまうととても危険なんです。

また、たまっているホコリやゴミが結びつくことで、ダニに好まれる環境ができあがることがあります。

ダニが増殖すれば、また別の悪影響が人体に及ぶかもしれないので、注意しましょう。

シミの発生

シミ カビ

結露の量が多いと、窓ガラス付近の被害に留まらず、断熱の弱くなってしまっている壁や天井にシミとして表れることがあります。

これがカビの繁殖と作用し合うことで、部分的に黒ずみができてしまいます。

さらに放置すれば、黒ずんだシミは拡大の一途をたどります。

見た目にも被害は明らかなので、美観的にも気になるかもしれません。

被害がさらに拡大すると、壁紙クロスがはがれてくることもあり得ます。

ここまでくると、壁の内側にある石膏ボードなどに侵食している可能性もあるので、対策が必要になります。

壁を壊してシミの広がった部分はすべて取り除かないといけなくなってしまいます。

腐食の発生

腐食 雨漏れ

シミが拡大するということは、壁や天井、床の内側が侵食されはじめている、というシグナルと言えるでしょう。

放置し続けると、雨漏れなどと同じように柱や土台など建物の構造部分が腐食するかもしれません。

最悪の場合は、固定しているはずの固定金具周辺まで腐食して建物の倒壊につながりかねません。

地震や台風などの災害時に倒壊するリスクも高まるでしょう。

結露を放置しておくと人体にも建物にも悪影響を及ぼしかねないのです。

最悪の事態になる前に、できることから結露に対処していきましょう。

床下の点検はシロアリや断熱の確認などと一緒に確認して、対処できるようにするといいと思います。

一度無料点検をしてみませんか?

是非一度ご相談頂ければと思います。