【豊橋市ティージーの蓄電池コラム 蓄電池の全負荷型とは】
昨今、蓄電池は各メーカーから多くの製品が販売されております。蓄電池容量別のラインナップも豊富で選択の幅が増え、容量も大型化傾向です。
容量が大きくなることで停電時の電気の使い方も選択できるようになりました。
それが全負荷型とよばれるタイプです。
文字通り全負荷なので停電時に全部の負荷に供給するタイプで分電盤のすべての負荷(各個別ブレーカー)で電気が使用できる方式です。
停電時の全負荷型といった方がわかりやすいと思います。
もうひとつのタイプが特定負荷型です。
従来の考え方はこのタイプで停電時にはあらかじめ決めた負荷(個別ブレーカー)で
電気が使用できる方式です。
全負荷型も特定負荷型も通常時の運転はどちらも同じ働きをしてくれます。
停電時にどのような電化製品を使用したいかで選択をします。
全負荷型メリット
・単相200Vの電化製品を動かすことができる。
・現在使用しているコンセントや照明など日常の生活に近いレベルで電気が使用できる。
・分電盤の使用しない負荷(個別ブレーカー)を落とすことで特定負荷にもなる。
全負荷型デメリット
・1度に出力できる大きさが決まっているため消費電力の大きい電化製品を同時に使用
できない可能性がある。
・使用していない電化製品の待機電力なども消費してしまうため思った以上に減りが早い
可能性がある。
・特定負荷型より価格が高い。
特定負荷型メリット
・あらかじめ決めた分電盤の中の負荷(個別ブレーカー)で電気を使用することで無駄なく、大事に電気が使用できる。
・全負荷型より価格が安い。
特定負荷型デメリット
・最初に使用したい分電盤の中の負荷(個別ブレーカー)を決めるため変更したい場合は
再度配線工事が必要。
・単相200Vの負荷(個別ブレーカー)にはつなげられない。(100V限定)
現在では、全負荷型タイプの蓄電池を選ばれる方が多くなっています。
停電の時期や気候によって、使用したい電化製品は変わってきます。台風によって温かく
湿った空気が入り込んで気温が高くなる傾向がありエアコンの使用は必須と感じる方も
多いです。