台風19号が今週末にも愛知県に接近する可能性が高いことから太陽光発電を設置されている方は、停電時に役立つ機能として自立運転機能を再度確認しましょう。
国の機関も周知徹底していますがまだ完全に周知されていないのが現状です。
通常時、太陽光発電は発電した電気は家庭内でまかなって余った電気を売ります。
しかし停電になれば発電した電気は家庭内には流すことはできません。
また売ることもできません。そこで自立運転機能として発電した電気をダイレクトに専用のコンセントに電気を流すことで発電した電気を使用することができます。
家の中に専用のコンセントをつける場合と室内にパワーコンディショナがある場合パワーコンディショナ本体に専用のコンセントが一体化しているものがあります。
自立運転機能を使用するための注意点
①注意が必要なのが自立運転機能は自動的に切りかわらないということです。
手動切りかえをして使用をします。
専用のコンセントがある場合はモニターで切り替え操作。
パワーコンディショナ本体に専用コンセントがある場合は、
パワーコンディショナで切り替え操作。
②発電してない時間帯(夜間や大雨などで日射がない場合)は自立運転はできません。
発電した電気がなければ使用することはできません。
③上限1.5kW(1500W)まで電気を使用することができます。
例えば3kW発電していても専用のコンセントで使用できる電気は
1.5kWです。非常用としての観点からどのメーカーも同じです。
④自動切りかえでないため自立運転機能に切りかえて停電復旧した後は
元の通常状態へ切りかえが必要です。
普段使用することは、ほとんどないため忘れてしまう方が多いように感じます。
停電時でなくても切り替えをすれば実際に使用できますので、自立運転機能が正常かどうか確認ができます。確認後は元の状態に戻すことを忘れないようにしましょう。
現在、災害による停電被害が多いことからメーカーではホームページで
自立運転切りかえの使用方法を掲載しています。
自立運転機能を有効に活用できるよう確認しましょう。