V2H(Vehicle to Home)コラム

こんにちは 中神です。

2023年4月26日
今回はV2Hについて現状の状況をお伝えします。

①V2Hシステムを構築する機器の納期が長期化しています。
②国からの補助制度があります。
(補助率が高い)
(電気自動車がなくても補助制度受けれます)
③自治体によってですが補助制度があります。
(豊橋市はあります、電気自動車所有の方)

現状、補助制度があるのに納期未定となって補助制度内の期限に間に合わないだろうというケースが多く見受けられます。まだ年度はじめでせっかく補助制度があるのにもどかしい気持ちになりますが2023年に入って各メーカーがV2H機器の発売を発表しています。しかしながら2023年に出荷される台数もそんなに多くないと予想されています。
まだメーカー1社に集中していて納期の長期化が慢性的に続いていていく模様です。
V2Hを考えられている方は2024年に向けて検討していくという選択も視野に入れておくのがよさそうです。

そもそもV2HとはVehicle to Homeの略で車から家へ電気自動車に搭載されている蓄電池の電気を家の電気として使えるようにすることです。そのためには蓄電池の直流の電気を家庭で使える交流の電気に変換するための機器が必要になり、ニチコンさんの商品でいうEVパワーステーションが必要です。各メーカーによって呼び名は様々です。
この機器を設置することでV2Hシステムが成立します、電気自動車の充電もできますのでV2Hシステムは電気自動車の充電と放電が両方できるものと認識してよいです。

電気自動車は軽自動車で約20kWh、乗用車で約60kWhの蓄電池を搭載していますので家庭用の蓄電池の平均が約10kWhですので大きな容量の蓄電池となります。 停電時は電気自動車の電気が使用できれば安心の停電対策にもなります。
さらに太陽光発電や家庭用蓄電池と組み合わせることで電気の有効活用もできます。
注意点としてV2Hシステムに対応する電気自動車の車種がありますので最初に確認をしてから導入を検討したほうがいいです。国産車であれば多くの車種に対応しています。