日本と海外のリノベーションに対する考え方と価値観の違い

日本と海外のリノベーションに対する考え方と価値観の違いは個人的に見ても大きくあります。

DIY発祥と言われるイギリスやリノベーションしているイメージのアメリカは日本とは住宅に対する価値観も考え方も大きく違うのでリノベーションも積極的に行われます。

日本がダメ海外がいいという事ではありません。

考え方と価値観が違うので、そこに住む方に合わせたリノベーションをする事が正しいと思います。

正直海外の考え方でリノベーションを日本ですると手放して次の家に行けるほど資産にならないので不動産価値がないと等しい感じになってしまいます。

外観リノベーション後

海外は住宅不動産は資産や投資の一種と考えるので資産価値が下がらないようにリノベーションします。

購入時から転売を考えるので、不具合や使いにくい場所は積極的にDIYしますし、キャリアアップ・収入アップ・家族が増えるなどライフスタイルが変わればリノベーションした家は手放すようにします。

安く買ってリノベーションして高く売る。

日本で不動産会社会社が行うようなことをアメリカでは個人がします。

その場所に永住しようという考えが少ないのかもしれませんね。

ある意味家を大切に扱っているのではないかなと思います。
イギリスの街並み

イギリスなどは街並みが法律でしっかり守られているので、新築は滅多になく外観はそのままで中をリノベーションする考え方です。

築100年を超える建物は珍しくないです。

内装工事しか出来ない地域であればDIYも盛んになるのも納得です。

日本の街並みはどうなのかというと、木造のいい雰囲気の街並みも残っています。

日本の古い街並み

私たちの近くのエリアで有名なのは飛騨高山ですね。

ここは外観が守られているので壊さないリノベーションが適しています。

日本人も古い街並みは好きで観光客はとても多いんですが、木造の建物は古くから壊すなどの行為も前提に含まれていたので、昔からの考えが意識をしていなくても抜けないのかもしれません。

生活を豊かにしたいのは当たり前の考えだと思います。

建て替えも状態によっては最善ですが、リフォームをするという選択も出来る家の状態にしておきたいですね。

アメリカ街並み

リノベーションして転売の意識も高いアメリカでは白い壁で芝生の庭というイメージの様に個性的な家は好まれない=資産価値としてはギャンブルに近く好まれないと売れないので、不動産会社からすると売れない商品はリスクにしかなりません。

販売する時に家具などを揃えてインテリアコーディネーターを入れて高く売れるようにホームステージングもするほどです。

なので価値の下がるような自己表現をした住宅は少ないと思います。

日本の場合は自分の住みたい家に住むための手段としてリノベーションをするので自己表現も豊かになるし家の外観も様々です。

統一感が全て出ないので転売を目的としない場合の多い日本では合っていると思います。

中古住宅でもリフォームするのは購入後に業者に発注します。

住宅の価格が異常に高い日本では住宅の購入は簡単ではありません。

高額で購入しても中古住宅になると売値は1/3程度で資産にはならない日本でリノベーションをするなら自分好みに自己表現するリノベーションをおススメします。

ちゃんと手入れされた家で性能が十分にある家は家族にとっては財産になる事間違いありません。

生活改善が出来、自己表現も出来るリノベーションをやっていきましょう。

この仕様が一般的と言われてやるのはつまらないですよね。

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