最近、太陽光関連のニュースをみると
『太陽光発電はもう終わった』などとネガティブな意見が言われていることが多くなってきました。
2009年から住宅用で固定買取制度が始まり売電単価が48円、2012年からは事業用として40円といった高額な価格帯で電気を売ることが可能でした。
再生可能エネルギーを増やすために国が進めてきた政策でもあります。
年度ごとの設置価格を参考に売電単価を決定し推進を図りました。
設置価格は年々下がっていくことから売電単価を下げてもメリットはどの年度でも大幅に変わることが少なかったと思います。
その政策も2020年までで一区切りとなることからもう終わったと感じるのもあると思います。加えて太陽光発電設置価格も劇的には下がることがなく売電単価と比較すると限界があることがあります。
しかしながら太陽光発電システムの売電単価の価値は下がっても発電能力自体は年々向上していて発電能力は上がっています。売電だけで考えると価値は下がりますがこれを自家消費できるものとするならば価値は上がります。
なぜなら買う電気の単価は年々上がっているからです。
電気代は時間帯によって買う電気の単価が変わりますが夜間安価なプランを除けば売る電気よりも買う電気のほうが高いんです。
これからますます電気の価値は上がり高価なものになっていくことが予想されます。
海外の事例をみても電力自由化となった場合、最初のうちは競争で電気の価格が安くなるが淘汰され徐々に上がり、電力自由化の前の電気代より高くなっているケースもあります。
家庭内で使用する電気は発電した電気で自産自消していく時代となるでしょう。
電気をなるべく買わない生活を目指す社会にもなっていくでしょう。
太陽光発電は終わりでなくこれからもっと必要とされるものです。