先ほどのやかんの話を念頭においてお話します。
先ほどは、
夜が良く晴れているときは、
宇宙に向かって温度が逃げていくというお話をしました。
今度は、
夜が曇りだったときのお話です。
地表は太陽が隠れてしまって温めるものがなくなってしまったので、宇宙に向かって電磁場を放ちます。
そうなると、
先ほどの原理のようにエネルギーが減って温度が下がります。これが図で表すと、緑の矢印①です。
しかし、
雲があると、雲自体も電磁場を発しています。
今回は地表に向かって放つ電磁場に注目します。
この電磁場を赤い矢印②とします。
雲からの電磁場(赤い矢印②)を受けた地表は、
電磁場を貰う、つまりエネルギーが増えるので温度が上がります。
この現象が起こることで、
曇った夜は温度が高い ということになります。