太陽光発電は北面につけてもいいのか

こんにちは 中神です。

屋根上を有効活用でき太陽の光を使って電気を創ることができる太陽光発電は20年前も現在も同じです。
電気を生み出す太陽光発電は魅力があるものです。
文字通り太陽光発電は太陽の光を利用して発電して太陽の光のない夜間は、発電しません。発電は0ということです。
日中の日の出から日の入りまで光が届く時間帯に発電可能ですが太陽は東から昇り南で高い位置になり西に沈んでいきます。
ここで出てきていない方位があります。
それは『北』です。
太陽光発電で太陽の光の恩恵を最大限受けられない北面は不向きとされています。
屋根の形状や角度、方位は、さまざまです。

南面を約100%とすると
南東面、南西面は約96%
東面、西面は約85%
北西面、北東面は約73%
北面は約66%

特に北面の太陽光発電の設置は、発電量低下の他に近隣への反射光被害が想定されることからメーカーは設置を控えるよう促しています。
どうしても北面に設置したいという場合は同意書をメーカーに提出して設置はできますがその後、トラブルがあった時には設置者の責任となってしまうのでリスクは大きくなります。現状周囲に住宅などがなくても周囲の環境が変わり周りに住宅などが建つことも考えられます。そうなると近隣への反射光被害が想定されます。
北面への正確な発電シミュレーションは出ないので思っていたより発電量が少なかったなんてことも想定されます。
『太陽光発電を北面に設置していいのか』という問いに対して基本的に推奨はしていないという回答になります。
太陽光発電を北西~北東の間の北面に設置したい場合は、慎重に検討する必要がございます。