二重窓を取り付ける際に断熱効果を高めることを目的としているのであれば、3つのガラスから選ぶことができます。
ガラスの種類は複層ガラス、高断熱複層ガラス、そして遮熱高断熱複層ガラスです。
それぞれの特徴を見てみましょう。
【 複層ガラス 】
二枚のガラスの間に乾燥空気を注入している点は高断熱複層ガラスや遮熱高断熱複層ガラスと同じですが、ガラス面の冷えを防ぐために熱を外部に伝わりにくくする加工が施されたガラスです。
冬は暖房の熱を逃しにくく、夏になると外の熱を取り入れないという強みがあります。
【 高断熱複層ガラス 】
2枚のガラスの間に乾燥空気を注入しており、ガラスの内面には特殊金属膜がコーティングされています。
特殊金属膜の断熱効果によって室内の熱を屋外に逃がしにくく、暖房器具などで暖められた室内の空気を外に逃さないので光熱費の節約など高い省エネ効果を得ることができます。
断熱効果は高いガラスですが、防音性はあまり高くありません。
【 遮熱高断熱複層ガラス 】
断熱効果は高断熱複層ガラスよりも高く、防音性に関しては高断熱複層ガラスと変わりません。
構造も高断熱複層ガラスと同じですが、冬に室内を暖かく保つだけではなく、夏の強い日差しをカットするという特徴があります。