建築基準法を考えた網入りガラスの選び方!防火地域や準防火地域で使うガラスの選び方
新築やリフォームを考えている際に、気になるのが窓ガラス選びですよね。
特に、防火地域や準防火地域に家を建てる場合は、建築基準法で網入りガラスの設置が義務付けられているため、デザイン性と安全性の両立に頭を悩ませている方も多いのではないでしょうか。
「網入りガラスは、どうしてもデザイン的に好みじゃない」
「おしゃれなガラスで代用できないものかな」
そんな悩みをお持ちの方へ、この記事では建築基準法で定められた網入りガラスの設置義務と、網入りガラス以外の選択肢について解説していきます。
建築基準法で定められた網入りガラス
防火地域や準防火地域では、火災発生時の延焼防止と、ガラス破片による二次災害を防ぐために、網入りガラスの設置が義務付けられています。
網入りガラスは、ガラスの中に黒い金網が埋め込まれており、火災時にガラスが割れても破片が飛び散るのを防ぐ効果があります。
そのため、デザイン性よりも安全性を重視する必要があるのです。
1: 防火地域・準防火地域の指定について
防火地域・準防火地域は、都市部など火災発生のリスクが高い地域に指定されます。
これらの地域では、建築基準法で建物の構造や防火設備に関する厳しい基準が設けられています。
2: 網入りガラスの設置義務
建築基準法では、防火地域・準防火地域に位置する建築物の開口部には、一定の条件を満たす網入りガラスを設置することが義務付けられています。
具体的には、隣地境界線または道路の中心線から1階は3m以内、2階以上は5m以内の開口部に設置する必要があります。
3: 網入りガラスの役割
網入りガラスは、火災発生時にガラスが割れても、破片が飛び散るのを防ぎ、延焼を抑制する役割を担っています。
また、窓から火炎や煙が侵入するのを防ぐ効果もあります。
4: 網入りガラスの注意点
網入りガラスは、強度が低いという特徴があります。
そのため、防犯目的で使用する場合は、他の防犯対策と組み合わせる必要があります。
防火地域と窓選びのポイント
防火地域に窓を設置する場合は、以下のポイントも押さえておくと良いでしょう。
1: 防火性能に対応した予算を確保する
防火地域では、火災からの延焼を防ぐための防火窓が必要となります。
これらの窓は通常の窓よりも高度な耐火性能が求められるため、価格が高くなる傾向があります。
また、防火窓だけでなく、外壁や軒裏なども耐火性能を満たす建材を使用する必要があるため、建築全体での費用増が避けられません。
防火地域での建築費用は、一般的に通常地域の10~20%増しになるとされているため、事前に予算をしっかり見積もりましょう。
2: 樹脂や木製サッシが使えない場合もある
断熱性の高い樹脂サッシや木製サッシは、窓の断熱性能を高める手段として知られていますが、防火窓の認定を受けた製品は限られているため、防火地域での使用には注意が必要です。
また、規格外の寸法の窓には対応しにくい場合もあり、採用が難しいケースもあります。
断熱性と防火性能の両方を満たす窓が限られるため、防火地域に適した仕様で選びましょう。
まとめ
防火地域・準防火地域では、建築基準法により、網入りガラスの設置が義務付けられています。
網入りガラスは、火災発生時の延焼防止とガラス破片による二次災害を防ぐために必要な防火設備です。
また、網入りガラスに変更するだけではなく、サッシの選定もあわせて検討することが大切です。
建築士と相談し、安全性を確保しながら、デザイン性も両立できるガラス選びを目指しましょう。
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