齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドラインの概要

皆さんは国土交通省が発表している「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」をご存じですか?

高齢期を健康で快適に過ごすために、早めに住まいを改修することのメリットや改修の際に配慮すべきポイントを取りまとめたガイドラインを国土交通省が発表しています。

その内容について発表資料を基にご紹介していきます。

詳しくは国土交通省のホームページへをご覧ください。
https://www.mlit.go.jp/common/001282248.pdf

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現状としては男女問わず独身の方や、夫婦のみの方が増えています。

夫婦と子供がいる世帯は全体の2割以下となっています。

都市圏を中心に後期高齢者が増えているというのもあります。

私たちもそうですが、若い夫婦は賃金が安く都市圏に家を建てるということは出来ず郊外に立てるか、子供がいる家庭は2割程度なのでアパートや実家暮らしという方が多いのではないでしょうか。

高齢者の医療費も人口が多いので需要が増え保険料も高くなってきています。
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高齢者の多くの方が自宅での生活のする事を望み、退職後の期間も長期化する一方で、その住まいは断熱やバリアフリーが十分でない場合や、広くて維持管理が負担になる場合などがあります。

高齢期を迎える前の可能な限り早い段階で、高齢期の住まいや住まい方を選択することが重要であり、中でも自宅の改修は有効な手段です。

このため、国土交通省は、「高齢者の住宅の設計・改修に関するガイドライン検討会」を平成29年12月より計5回開催し、高齢期の生活に適した住まいの改修のあり方について検討を進めてきたそうです。
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断熱に関しては「日本の住宅は遅れている!?」でも紹介しているように海外から見ると大分遅れています。

環境が違ういうのは言い訳でしかありませんが、国も断熱性能を上げるような新築やリフォームに対して補助を出しています。

ですが、実際に家を建てる業者が「面倒な手続きだ」とか目先の価格で安くなる方を選ぶように話をしていくのが95%程で、基準をクリアしている住宅の申請は5%程度と言われます。

冬場一番危ないのが「ヒートショック」です。

色々な検討結果を踏まえ、「高齢期の健康で快適な暮らしのための住まいの改修ガイドライン」として取りまとめ発表になったそうです。

老老介護介護など寿命が長くなるにつれて様々な問題も関係してきます。

健康寿命を延ばす為にも快適な暮らしを実現させましょう