リフォームのきっかけはお風呂?!浴室リフォームで気をつけて欲しい事

リフォームの先輩100人に聞きました。

「リフォームを決めたきっかけはなんですか?」
の問いに対する回答の第3位が「お風呂の故障」。

なんと!8人に1人のリフォームのきっかけが「お風呂」なのです。

リフォームを決めたきっかけはなんですか?

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2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

汚れや見た目が気になるときはクリーニング業者も検討

またしかし、お風呂の故障とひと言でいっても、悩みは千差万別。

例えば
カビなどの汚れがすごい
バスタブ、壁にヒビや傷がある
床がブヨブヨにしている
狭い
寒い
古い
危ない
流れが悪い
不経済
などなど・・・
築年数や家族構成、家族メンバーによっても悩みは異なります。

気になるリフォーム費用も、浴室リフォームの相場は50万円〜150万円と、他の部位のリフォームに比べると相場の幅が広くなることも悩ましいところ。

これは、現在の浴室の傷み具合、それによる撤去費用、配管工事の有無などによって金額変動が大きく変わってくるからなんです。


見た目のお悩みで、あまり金額をかけたくない場合(例えば、「今の浴室の大きさで満足しているけど、汚れが気になる」・・・など)は、リフォーム業者ではなく、クリーニング業者に一度、問合せてみることをおすすめします。

リフォーム業者よりも、低価格に対処してくれる可能性もあります。

プロがその浴室を見てクリーニングでは難しいと判断した後、浴室塗装やリフォームを考えてみるのもひとつの方法です。

でも、リフォームのタイミングを見誤ると大損することも。

余計な補修費がかかったり、無駄な光熱費をいつまでも払い続けていたり。

断熱性や気密性の低さからヒートショックなど健康被害を引き起こすこともあるのが浴室なのです。

では、浴室リフォームのベストなタイミングとはいつでしょう?

浴室リフォームの最適なタイミングとは

簡単なテストをしてみましょう。

Q)あなたの浴室は、次の中であてはまる項目はありますか?
脱衣所の床がブヨブヨしている
浴室の床や壁にヒビが入っている
カビがひどい
排水溝が流れにくい
これまで浴室のメンテナンスをしたことがない
一つでもチェックがついていたら、今がリフォームのタイミングかもしれません。

なぜなら、これらは浴室構造の腐食が進んでいるサインなのです。

腐食がこれ以上進む前にリフォームした方が、無駄な補修費がかからない場合が多いですから、チェックが一つ以上ついた方は、早目にプロに相談してみましょう。

浴室リフォームの種類と特徴

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浴室リフォームを決断した、または浴室リフォームを検討している方は、ここから浴室リフォームの「方法」を見ていきましょう。

浴室リフォームは、在来工法とユニットバスという二つの方法があります。
在来工法
在来工法はいわゆるオーダーメイドのこと。

壁や床をつくりあげ、浴槽や水栓金具を一つずつ選んで組み合わせる方法です。

例えば、あなたが「一面ガラス張りで、檜の浴槽が欲しい!」とすると、必然的に在来工法になります。

本当にステキですよねー。

でも、想像できると思いますが、費用もステキです。

ユニットバス
ユニットバスは、様々なメーカーが出している規格品の浴室になります。

メリットは気密性と断熱性に優れ、お手入れがカンタンにも関わらず費用も安いこと。

事前に工場で部品を組み立てるので、工期も短く済みます。

デメリットは、サイズがある程度決まっている点や、デザインの自由度がないこと。

現在の浴室が変形していたり、狭かったりすると、規格に無い場合がありますので、ご注意を。

在来工法か?ユニットバスか?

おおよその方向性は決まりましたか?在来工法にして夢の浴室を実現するもよし、ユニットバスでリーズナブルに高機能な浴室を手に入れるもよし。

理想の“バスライフ”はひとり一人違います。

浴室リフォームで気をつける工事費用の内訳

さて、すこし現実的なお話に戻ります。

気をつけなくてはいけないのが、工事費用。

例えば、ユニットバスにリフォームする場合、パンフレットなどでユニットバスの本体価格だけ見て「お!案外安いな」と勘違いする人がいますが大間違いです。

『工事費』がかかることを、お忘れなく。

工事費用とは、解体撤去工事・組み立工事・給湯器の交換・配管工事・補修工事のことです。

金額はお住まいの状況によりますが、安くても50万円、腐食が酷い場合などは100万円以上かかるケースもありますので、多めに予算をみておきましょう。


業者から出てきた見積もりも、内訳をしっかりチェックしてください。

大切なのは、今後の追加工事が発生しないか、発生する場合はどういった場合でどの程度なのかです。

業者とここのコンセンサスをしっかり取ることがとても大切です。

ですから面倒だからといって、業者任せにするのは避けましょう。

ちなみにユニットバスの金額は、標準モデルで30万円〜。

少し良いグレードにすると60万円〜、ハイグレードなもので80万円〜が目安です。

在来工法の場合は、壁をタイルばりにするなど最低でも150万円ほどでしょうか?

あなたのリフォームの目的や浴室のイメージをクリアにして、工事費用の予算も確保すれば、理想の浴室にグッと近づきます。

リフォームの先輩100人に「リフォーム後、あなたの生活に思いもよらない変化はありましたか?」ということを聞いてみました。

するとなんと、一番多い回答が「入浴時間が楽しくなった」(20.4%)でした。

リフォームすることで毎日の生活の室がぐっと上がるのが浴室なのです。

リフォーム後、あなたの生活に思いもよらない変化はありましたか?

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2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

また、「浴室をリフォームして良かったと思うことは?」という問いには、60%の人が「浴槽や床がキレイになったこと」と答えています。

「掃除がしやすくなった」(20.4%)も3位。皆さん、やはり浴室に特に思い入れがあり、キレイにしたいと思っていることがこれを見ても伺えます。


浴室をリフォームしてよかったと思うことは?

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2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

そんな、浴室リフォーム。

その成功のコツはショールームに実際に足を運び、製品を見て、触って選ぶことです。

床の材質などは面倒くさがらず、靴下を脱いでちゃんと“素肌”で体感してみてください。

また、ショールームには物珍しい高機能のバスタブや製品がたくさんありますが、本当にあなたの生活に必要かどうか、よく考えてから決めましょうね。

ショールームでテンションが上がって決めちゃったけど、入れてみたら実際の生活では全然使わなかった・・・なんてことも多いようなので。

洗面室リフォームで+αのライフスタイルを実現!

最後に、浴室のリフォームとセットで考えたいのが、洗面室のリフォームです。

近い将来、洗面室のリフォームをする予定があったり、浴室ほどでなくても劣化がはじまっているなら、浴室と一緒にリフォームするのがベターです。

というのも、二度にわけると費用が無駄にかかるだけでなく、プランの自由度も下がってしまうからです。


洗面リフォームの相場は、内装に10万円〜、洗面台に10〜40万円です。

浴室と一緒にリフォームすれば、1割程、リフォーム費用が安くなるといいます。

洗面リフォームをする/しないに関わらず、浴室をリフォームする際には、ついでに洗面室もプロの方に見てもらってみてください。

洗面室がキレイになると、奥様・娘様ももっとキレイになりますよ。そして、ダンナ様への株が急上昇すること受け合いです。