水回りと内装リフォーム費用の相場

「そろそろリフォームをしようかな」、と思いはじめた時、まっさきに気になるのは、やっぱり「費用」ですよね?

リフォームの先輩100人にも「リフォームを検討している際に悩んでいたことはなんですか?」と聞いてみると、70%以上の人が「実際にいくら費用がかかるか」と答えています。

あなたはリフォームを検討していた際に、どんなことに特に悩んでいましたか?

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2017年 / ハイアス・アンド・カンパニー調べ

限られた予算のなかで、優先順位を決めることはリフォームを成功させるためにとても重要です。

夢のマイホーム実現のためにも、まずはリフォーム費用の相場を、部位ごとにみていきましょう。

これから紹介するそれぞれの費用は、実際にリフォームをした先輩たちの、一番多かった価格帯です。

オーダーメイドや設備のグレードを高くすれば、費用は当然高くなりますのでご注意くださいね。

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古くなったコンロやビルトインオーブンの取り替えだけなら20〜30万円程度(工事費込み)で可能です。

とはいっても、「どうせリフォームするなら」、と古いキッチンを撤去して最新のシステムキッチンにリフォームする人が大多数。その場合の相場100〜150万円です。

どのシステムキッチンを選ぶかによっても費用は変わってきますが、費用が200万円以上場合は、キッチンの場所を移動したことによる、給排水や喚起のためのダクト工事費用、撤去後の壁や床の補修費用などがかかったケースがほとんど。

なので、キッチンリフォームの前に、何を改善したいのか、現在の不満点は何なのかを整理して、しっかり優先順位をつけましょう。

「なんとなくかっこいいから」とアイランドキッチンにリフォームし、動線が悪くなった上に工事費用が大幅にアップ!なんてことにならないようにご注意くださいね。

ちなみにキッチンリフォームの工期の目安は1〜2週間程度です。

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相場が50万〜150万って幅がひろすぎでしょう!」と思ったあなた!

さすがです。

実は、浴室のリフォーム費用の相場を語るのはちょっと大変なのです。

なぜかというと、今のお風呂が在来工法なのかユニットバスかによって、それからリフォームを在来工法の浴室にするかユニットバスにするかによって、費用が大きく変わってきてしまうからなんです。


在来工法の浴室というのは、いわゆるオーダーメイドのお風呂のこと。

ユニットバスとは、様々なメーカーが出している規格品の浴室のこと。

このメリットは、気密性と断熱性に優れ、お手入れもラクチンなこと。

工場であらかじめつくった部品を現場で組み立てるだけなので、工期も短く済む。在来工法より費用も安いため、現在の主流はユニットバスになっています。

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一般的な平均値ですが、ユニットバスと工事費で100万円が相場になります。

感覚的ですが、頭に入れておいてもらえるとリフォームをする際に基準ができますから役立つと思います。

内装のグレードを高くしたり、浴室機能を色々つけたりすると150万円くらいかかるケースもあります。

次に、現在のお風呂が在来工法で、新しくユニットバスにする場合をみていきましょう。

まず現在の浴室を解体する費用と設置する費用が50万円ほどかかります。

現在のお風呂の状態によってはさらに費用がかかる場合があります。

これにユニットバスの費用をたして、100〜200万円みておくと良いと思います。

ユニットバスからユニットバスへ交換の場合は、工期は1週間から10日程度ですが、在来工法のお風呂からユニットバスのリフォームだと2週間以上かかる場合もあります。

「お風呂を綺麗にするなら、洗面所も!」という方!

洗面所の壁紙や床などの内装工事に10万円程度。

洗面台は選ぶもの次第ですが、10〜40万円のものが多いようです。

洗面所のリフォームには50万円ほどみていたら十分だと思います。

工期は早いときは1日、長くても数日で完了します。


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トイレのリフォーム費用の相場は工事費込みで、20〜50万円です。

一番多いのはなんといっても便器の交換ですが、便座だけを交換する場合は、脱臭や暖房、温水洗浄機能がついたシンプルなものだと10〜20万円が目安になります。

内装や便器の交換のリフォームをする場合は25万円程度。

便器の交換、手洗いの設置と内装工事で50万円程度が相場になります。

最近流行っているタンクがない便器や自動開閉、全自動洗浄などの機能がついているもので20〜30万円が目安です。

ただし、和式から洋式へ変更する場合は工事費が高くなるのでご注意ください。

工期は1日〜1週間程度です。

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内装リフォームのメリットは、部屋の雰囲気を簡単に変えられて低価格なところ。

特に壁や天井は面積がひろいぶん、印象をつくりやすいので、おすすめです。

もちろん選ぶ壁紙によって金額は異なりますが、6畳間の天井と壁で4〜7万円程度(クロス撤去費用、下地調整費、施工費、廃材処分費含む)です。

壁紙交換の費用の単位は1平方メートルあたりの単価で表記されていることが多いと思います。

6帖であれば天井が10㎡、壁が30㎡。12帖であれば天井が20㎡、壁が43㎡といった感じに計算すると分かりやすいと思います。

実際には窓や扉の面積をマイナスして見積もりを出します。

壁紙の場合は、1,500〜3,000円/㎡、珪藻土などの塗布は4,000〜9,000円/㎡を目安にしてください。

床のリフォームも選ぶ床材や、リフォーム方法によって費用は変わってきますが、8帖で10〜20万円ほどみておくと良いでしょう。

いかがでしたか?
ここまでキッチン、お風呂(洗面)、トイレというリフォーム3大水回りの金額と内装リフォーム費用の相場をみてきました。

想定していた予算におさまりそうですか?

まるごと一気にリフォームすると、244万円〜477万円かかる計算になります。

リフォーム検討層の8割が部分リフォームを検討している

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リフォームの先輩100人に「リフォームに実際にかけた費用は?」とアンケートをとったところ、4割近い人が100〜300万円未満でした。およそ8割の人がリフォーム予算は、300万円未満という結果に。

つまり部分リフォームを行っている方が多いようです。

一番小さなトータルリフォームをご検討されてみるのはいかがですか?

紹介しました通り、キッチン・お風呂・洗面・トイレをリフォームすると、200万円〜450万円かかります。

紹介した金額には断熱リフォームの費用はもちろん含まれません。

私たちがご提案する断熱リフォームは「家の“中身”を新築に」するリフォームという考え方で、既存のお住まいをそのまま、高機密+高断熱の快適さと共にまさに今の最新の“新築品質”をお届けいたします。

ヒトも家も、見た目以上に、中身が本当に大切ですからね。

こちらもぜひご検討のひとつに入れていただければ幸いです。